目標には、大きく２つの目標があります。それは、「他人が決めた目標」と「自分で決めた目標」です。

一つ目が「他人が決めた目標」です。

例えば、ある会社が来年度の売上目標を１００億円と設定した場合、Ａ事業部に３０億円、Ｂ事業部に２０億円、Ｃ事業部に５０億円と割振り、各事業部内でも各部署や課ごとに売上目標が設定されます。いわゆるトップダウンです。

もしくは、前年実績から各事業部毎に売上目標をあげた数字を合計したものを会社全体の売上目標にしますが、
どちらにしても個人で決められた目標ではありません。

二つ目の自分で決めた目標というのは、会社内では設定が難しい場合があります。
例えば、営業職でしたら、トップダウンでノルマが与えられ、「今月の売上目標は〇○万円」と他人が決めた目標が多いのではないでしょうか。

例えば、あなたが仲間に誘われ半年後に開催されるフルマラソン大会に参加することになったとします。週に１回程度、仲間が練習計画をたてて、３０分とか１時間とかウォーキングしたりゆっくり走ったりしたとしましょう。

はたしてあなたはフルマラソン大会で完走することができるでしょうか？もしかしたら、完走できるかもしれませんがおそらくもう走るのをやめてしまう確率が高いでしょう。

理由は、自分で目標を設定していないからです。

会社にしてもフルマラソンにしても他人が決めた目標は、やる気が起きません。そこで、他人が決めた目標に自分の目標を追加しましょう。

例えば、会社の場合、売上１００万円という目標が他人（会社）から設定された場合、「よし、残業せずにクリアするぞ」など自分で目標を設定します。また、フルマラソンの場合、自分で練習計画をたててみましょう。

１か月で１時間継続して走れるようになるぞ！！３か月でハーフマラソンの距離が走れるようになるぞ！！

こうすることで、自分で目標を設定することで意欲的に取り組んでいけるようになります。

自分で目標設定しても挫折する場合があります。私も挫折したことがたくさんあります。なぜ挫折したか振り返ってみると、目的が明らかになっていなかったのです。

例えば、パソコン教室に通うことにしたとしましょう。このとき、なぜ通うのかを明確にしておかないといけません。

「パソコンができるようになること」では挫折することになります。

パソコンができるようになることは、あくまでも手段であり、その先にある目標が明確になっていないといけません。

目標を明確にするには、目的がないといけません。

私の目的は、会社の経営理念でもある、

「スポーツを通じて達成感、充実感・満足感を得られる機会を創造し、第３の居場所を提供する」ことです。

私は今、自分の好きなことで仕事をしていますが、最初からすべてうまくいったわけではありません。
ただ常に思っているのは、とにかく自分を信じることでした。

「スポーツを仕事にする！！」

今でも強く思っています。スポーツが生業として生活できるようになったきっかけは・・・

くわしくは、
スポーツで仕事をするようになった３つのターニングポイントをご覧ください。

仕事の中で自分がやりたいこと、すなわち自己実現ができたら幸せだと思いませんか？もちろん、好きな仕事をしていても難しい局面が多々ありますし、いいことばかりではありません。それでも今とても充実しています。

私は好きなことを仕事にすることは、「楽しいけど楽ではない」と表現しています。あなたもぜひ、もう一度自己実現にむけて考えてみてはいかがですか？