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2-1.スポーツで仕事をするようになった3つのターニングポイント

スポーツビジネス実践講座

スポーツで仕事する夢、あきらめていませんか?

本サイトは、スポーツトレーナーや整体などスポーツを仕事にしたいと思う人や自分のスキルで独立開業したい方が、
120%満足するためのサイトです。
また、今の仕事を辞めなくても十分にスポーツに関わった仕事をすることができることをご紹介いたします。

1.スポーツトレーナーの現実

あなたは、スポーツに関する仕事をしたいと思っていますか?もしくは、スポーツ以外でも自分のスキルで独立開業したいと思っていますか?

例えば、スポーツで仕事をしていくと考えた場合、最初に思い浮かぶのが、「スポーツトレーナー」ではないでしょうか。

あなたは、プロのトップ選手のケアをしたい。ビッグクラブで仕事をしたい。そういった夢をもち、勉強し、努力をしているもしくはこれからするはずです。

ですが、残念ながら大半の方は、そのような仕事に就くことができません。そして、学校に通ったり、資格をとったり、大金を払って努力してきたのに、夢をあきらめてしまう人がたくさんいるのが現状です。それが現実です。

あなたの能力を発揮できる場所は他にもあることをおわかりいただき、実践をしていただくための情報をお伝えいたします。

2.学生時代

私は、神奈川県横浜市で生まれ、小学校ではサッカー部へ中学、高校ではバレー部に入部していました。

小学校では、友達がみんなサッカー部だったので、なんとなく5年生からサッカー部に入ったのですが、ぎりぎりAチームに入れるレベルで、足もそれほど速くなかったので、本当に苦労したことを覚えています。

中学と高校では、これまた友達に誘われてバレー部に入部しました。高校では、神奈川県でベスト8となり、関東大会に出場したのがよい思い出です。

3.就職

そして、一浪して都内の理系大学に進み、IT系の会社に就職しました。このとき、「普通の会社員になるのか」と父に言われたことを今でも覚えています。

父は、自営業で機械の修理をおこなっているのですが、おそらく、私が会社員には向いていないと思ったのでしょう。この言葉が社会人1年目からずっと頭にありました。

そして夜勤を経験したり、日々月日が流れていきました。社会人3年目くらいになると、いろいろと会社のことがわかってくると、「何か、違う」と感じはじめました。会社員の方でしたら誰だって思うことです。

4.ターニングポイント1:先輩からの誘い

日々なんとなくモヤモヤした気持ちがありながら、社会人生活を送っていました。ただ、このときアンテナをはっていたことを覚えています。自分には何ができるのだろうか?

そして、社会人9年目の2006年の夏に会社の先輩から、「来年、神奈川県ではじめてのフルマラソンがあるけど一緒に走らないか?」と誘われたのです。これがすべてのはじまりです。

5.マラソン完走

42.195キロも走るフルマラソンなんて、まったく想像がつきませんでした。
運動は好きでしたが、球技経験者にとっては、走る=試合に負けて走らされるというイメージがあるものです。

それでも、せっかくの誘いだったので、自分を見つめなおす上でよい機会と思い、エントリーすることにしました。そして、半年間トレーニングを続け、2007年3月に開催された第1回湘南国際マラソンを無事完走できました。

正確には、36キロ地点で歩いてしまい、完走(走り切る)することはできませんでしたが、3時間36分でゴールすることができました。余談ですが、誘ってくれた先輩は、出走することはなく、私1人で参加しました。よくあるパターンですね。

走っている最中は、本当につらくてもう二度と走るもんかと思っていましたが、徐々に日にちが経つにつれて、気持ちがかわってきました。

「本格的に学んでみたい」

6.ターニングポイント2 インストラクターの講座の受講

何か、ランニングに関して講座のようなものはないかとネットで検索したところ、「ジョギングインストラクター」というものがあったので、2期生として受講しました。講座では、基本的なことから講座の運営に至るまで、学びました。

講座の運営会社は、各地でジョギング教室を行っていたので、受講終了後、「教室で学ばしてほしい」と志願しました。そうしたところ、代表の方から、「教室をやってみろ」とのこと。

机上では、走り方、講座の運営方法などを学びましたが、すぐに実践までさせていただけたのが、たいへん勉強になりました。

月に2回ほど1年くらい、教室を担当させていただいたころ、今度は、「自分でやってみたい」と思うようになり、自分の住んでいた鎌倉でジョギング教室をはじめました。

7.まったく人が集まらない

スポーツビジネス実践講座

いちばん右が私

ジョギングインストラクターを取得して、ある程度実践で学ばせていただいたわけですが、さて、どうやって教室をやろうか。

人が集まらない。当たり前ですよね。誰も私のことなど知らないわけですからね。何でもそうですが、0から1にすることがとてもたいへんなところです。

ここではじめてわかりました。インストラクターなどの専門的な技術と人を集めて教室を運営する技術は別物だということを。

これは、とても大切なことなんです。どんなにすばらしい技術をもっていたとしても人を集めることができなければ意味がないのです。
 

下記は、2009年12月12日に開催した最初の鎌倉ジョギング教室の参加者です。右写真の赤いのが私です。参加者と言っても、全員知り合いで、左から、知人、実父、会社の後輩、お店のご夫婦でした。今でもこのときのことを忘れません。私の原点です。

8.徐々に人が集まり始める

最初はチラシを配ったり、親や会社の後輩などに来てもらったり、いろいろ試しながら、少しずつ人が集まるようになりました。この時期は、まだ会社員として働いていたので、週末だけ教室をおこなっていました。

このころから、頭の中は、「教室をどうやって運営していったらよいのか」を常に考えていました。もちろん、会社では仕事に専念していましたが、帰宅するといろいろと勉強をしていました。

9.ターニングポイント3 仕事の依頼

そして、安定的にお客さんが集まるようになりはじめたころ、インストラクターでお世話になっている代表の方から、「ランステの店長をさがしているんだけどどうだ?」とのこと。

ランステとは、ランナーがシャワーを浴びたり荷物を置いたりする施設で、一般にランニングステーションを略して、ランステと呼ばれています。トレーニング機材やプールがないスポーツジムが小さくなったイメージです

そして、即答「やります」と。これが、会社を辞めるきっかけとなりました。ただし、そう簡単にいきませんでした。妻の猛反対です。

10.失敗したらどうするのか

この話をいただいたのは、会社員15年、38歳のときです。転職するにも難しい年齢になっていました。もし、失敗したらどうするのか。今のままではいけないのか。本当に説得するのがたいへんでした。

唯一の救いが、下記の2点でした。

  • 店長の仕事は、業務委託契約とはいえ、1年間は安定した収入があること
  • 週末のジョギング教室がある程度安定していたこと

妻を説得できないくらいの意思では、その程度なものです。私は、「これを仕事にしていこう」という覚悟でしたので、会社を辞めることにしました。

11.契約解除された店長職

都内のランニングステーション施設で、店長として1年間勤めました。その間、イベントを開催したりして、前年度を上回る実績を作り、日々取り組んでいました。

ところが、1年ほどすぎて、契約解除となったのです。急にオーナーの経営方針がかわったのです。このころは自分での事業も並行しておこなっていたので、それほどあわてませんでした。

そして、店長として売上管理や収支計算などを学ぶことができたことは今でも大いに役にたっていて、よい機会をいただけたと思っています。

12.個人事業から会社設立へ

個人事業として、事業を営んでいましたが、2013年の10月に交流会で知り合った中小企業診断士の方から、創業補助金というものがあることを聞いて、申請だけしてみることにしました。そうしたところ、ご協力もあって、採択されたのです。

採択されたからには、条件として個人事業の方は法人成りにする必要があったので、これを機会に会社を設立しました。それが、2014年4月でした。

13.人脈形成と視野拡大

それからは、いろいろな人と出会うことで新しいビジネスに取り組むことになりました。例えば、スポーツを通じて、大手旅行会社様と地域活性化事業に取り組んだり、イベント会社と協賛でイベントをおこなったり・・・・・。

ジョギング教室からスタートしたわけですが、今では当初は考えもしなかった仕事をさせていただいています。

14.好きなことを仕事にするということは

上記が会社を設立するまでの経緯です。ここには、書けない苦労や楽しい話は多々経験していますが、省略するとこのような感じです。

ターニングポイントは下記の3つでした。

  • ターニングポイント1 先輩からのお誘い
  • ターニングポイント2 インストラクターの講座の受講
  • ターニングポイント3 仕事の依頼

 私は、大手ビッグクラブでの仕事をしたことはありませんし、スポーツでトップレベルの実力もありません。フルマラソンは、いわゆる3時間を切るサブスリーランナーではありますが、私より早いランナーはたくさんいらっしゃいます。

でも、私は好きなスポーツを生業として生活でできています。もちろん、スポーツ業界に限った話ではありません。
自分で好きなことで仕事にしている方は、たくさんいらっしゃいますし、みなさん充実した毎日を送っているはずです。

私は、会社員時代は、今ほど充実していませんでした。決して会社員を否定するわけではありませんが、私には向いていなかっただけです。

よく知人に話すのですが、「今の10倍給料払うから、うちの社員になってくれないか」とオファーをいただいたとしましょう。みなさんだったら、どうしますか?

年収400万だったら、年収4000万円ですよ!!数字だけみたら魅力的ですよね。

それだけ払うということは、それなりのことが期待されるわけですが、私はそれでも、その会社にはいきません。
※そんなオファーをいただけるような人間をめざしていますが・・・。

それは、なぜか?

もう、お金では買えないものを得てしまっているからです。お金では買えないものとは、自分で「充実感、達成感、満足感」を得てしまっているからです。

某有名歌手が東京ドームを満員にしてコンサートをしたとしましょう。いやいや歌っていますか?お金儲けを第一に歌っていますか?決してそうではありません。

だれよりも充実感を味わっているのは、その歌手です。いやいや歌っていたら、お客さんはきませんよね。会社員は、いやいや仕事をしてもお金をもらえますが、

自分で会社経営していたら、どうなりますか?いやいやトレーニングを教えていたり、いやいや料理を作っていたり・・・そんなお店に行きたいくないですよね。

私自身がいちばん充実しているのです。決して現状で満足しているわけではなく、まだまだやりたいことはたくさんあります。ただ、やりがいや充実感は、会社員とは比較にならないものがあります。

もちろん、苦労もあります。楽しいことばかりではありません。ですが、会社員とはまったく違うのです。

15.そもそも会社員と何が違うのか

では、会社員と大きく違うのは、何でしょうか。それは、思考です。考え方が違うのです。これをしっかり理解していないと苦労することになります。

会社員は、出勤すれば与えられたポジションで仕事をします。営業、技術、経理、総務、管理等、ありますよね。私も会社員時代、自分のポジションがありそれ以上のことはやることはありませんでした。

もちろん、言われていたことだけではなく、自分で上司に提案したりして仕事をしていましたが、技術者が営業の仕事を突然やることはないですよね。

でも自分で仕事をはじめると、すべてを行う必要があります。私の場合は、私以外、アルバイトやパートの方なので、基本すべて自分で行います。

そうなると、会社員の思考だと仕事がまわせなくなります。このあたりは、当サイトでしっかりご紹介します。

わたしは、実家が自営業なので、青色申告の手伝いをしています。簿記の資格などもっていないのですが、それでも今便利な会計ソフトがありますので、なんとかできるものです。

そして、会計の手伝いをすることで、お金の動きがわかります。どれだけ売上があって、経費があって、利益がある。この単純な動きがわかってきます。

その経験があったおかげで、自分の事業にもとても役立っています。

16.最後に

あなたは、ここまで読んでどう思いましたか?自分には関係ないと思った方は、今の職場でがんばってください。私は、会社員はいちばん恵まれていると思います。

例えるなら、実家くらしの方が1人暮らしを始めたときに思うのと一緒にです。親の有難味です。会社はとても有り難いところだと思います。保険はありますし、有給はありますしね。

独立すると、自分で保険に入らなければいけませんし、有給などありません。でも、人生経験としては、何百倍もあります。もし、今の仕事に何か違和感を感じていたら、このページを参考にしてください。

特に自分の好きなことで独立したいと考えている方、特にスポーツ業界(スポーツトレーナーや理学療法士等)の方は、必ず役に立ちます。

ありがとうございました。

あなたは、こう思っていませんか?

  • 行動しなくてはいけないのはわかっているが、失敗するかもしれないので不安だ
  • スポーツは好きで仕事にしたいが、1人だと何からはじめてよいかわからない
  • スポーツを仕事にすることが自分に向いているのかわからない

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