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あなたは、ランナーがいつも走りたくて走っていると思っていますか?決してそんなことはありません。ここでは、ランナーがなぜ走っているのか、またどんな気持ちで走っているのかをご紹介いたします。
そうすると、ランナーの見方がかわり、これからジョギングをはじめようと思っている方も、安心できるはずです。
武井壮をご存知でしょうか。学生のころ、十種競技で日本チャンピオンになり、40歳を過ぎて、2014年マスターズ陸上の400mリレーで世界一になった方です。
彼が、テレビ番組のインタビューでこのようなことを言っていました。
TVスタッフ「武井さん、そんなに毎日走って、走りたくない日はないのですか?」
武井「そんなの毎日だよ。毎日走りたくないと思っているよ」
あなたが、ランナーでない場合は、まったく意味がわからないはずです。走りたくないなら、走らなければよいだけなのですから。ですが、ランナーならこの気持ちがわかるはずです。
ランナーの大半は、実は好き好んで走っているわけではないのです。確かに、走りたいという気持ちになって走ることもあります。ただし、ほとんどの場合が、走りたくないという気持ちで走っているのです。これが真実です。
かつて、3000m以上の長距離種目のほとんどで世界記録を保有していたオーストラリアのロン・クラーク選手は、このようにいっています。
「ランニングで最もたいへんなのは、着替えて一歩を踏み出すことだ」
ランナーの方、安心してください。世界のトップ選手もあなたと同じ気持ちなのです。ランナーにとって、一番たいへんで苦労することが、どんなに長い距離を走ることより、走る準備をすることなのです。ランナーは、この瞬間に自分と向き合うことになります。
でも走ろうとするのです。
あなたがランナーだったら、この質問に答えられますか?
なぜ、走っているのですか?
武井壮は、こうも言っています。
「普段、時間がないと言っている人に1日1時間の練習だけで世界一になって証明したい」と。
彼は、多忙な中1日1時間のトレーニングをかかさず行っており、それで世界一になりました。彼は、世界で戦えるだけの素質があるだけで、一般ランナーと何もかわりません。毎日地道なトレーニングをするだけなのです。
ランナーにとって、走らない理由など次から次へとでてきます。一度考えだしたら止まりません。ただ、わずかな「走る理由」のために、走るのです。では、この「走る理由」とはいったいなんでしょうか?
これは、人それぞれなので、一言ではいえませんが、私の場合は、はじめたころと今ではまったく異なります。
1年目~5年目
最初は、とにかくフルマラソンを完走したいという思いだけでした。どういう練習してよいかわからなかったので、本やWEBで調べたり、練習会に参加したり、いろいろ試みました。そして、完走した後は、タイムを短縮する努力をしました。
はじめの5年間は、タイムを短縮するには、いちばんよい期間です。走れば走るほどタイムは短縮します。これが、一番の走る理由でした。
5年目以降
このころになると、そう簡単にタイムが短縮することはできません。私の場合は、ジョギングが生業になったので、必然的に走る機会がありましたが、最初のころとは、ジョギングに対する向き合い方がかわってきました。
それは、走る楽しさを伝えたいという気持ちになっていたからです。
詳しくは、
スポーツで仕事をするようになった3つのターニングポイントをご覧ください。
ジョギングをはじめて70%の人が半年続かないでやめてしまうというデータがあります。もちろん、走る頻度や距離などは人それぞれなので、どういうった理由で辞めているのかはわかりませんが、ちょっとしたきっかけでジョギングをはじめた方が、反対にちょっとしたきっかけで辞めてしまっているのは、実に残念なことです。
しかし、ある一定の期間をそれなりに走ると、今度は、こう簡単に辞めれなくなります。走るとたくさんよいことがあるからです。詳しくは、ジョギングはダイエット以外にこんないいことがある10選 をご覧ください、
もし、あなたがジョギングをしているなら、みんなあなたと同じだから安心してください。ランナーは、走りたくないです。