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スポーツをプレイする際、フィジカルと同等、もしくはそれ以上に重要なのがメンタルです。練習では勝てるのに、試合になると勝てない相手、身近にもいませんか?
プロスポーツ選手ともなれば、多くの選手が最高レベルのフィジカルや技術を持っているものですが、やはり最後に試合結果を左右するのは見えない部分、つまりメンタル面であることが常です。
今回は、スポーツ選手の中でも特にメンタル面が取り上げられる事の多い5選手をピックアップし、スポーツとメンタルの関係性についてご紹介したいと思います。
一般的には、プレッシャーのかかる緊迫した場面になればなるほど、緊張して平常心を保てないものですが、2009年に開催されたワールドベースボールクラシックにおいて、韓国戦で放った勝ち越しヒットは特にイチロー選手のメンタル面が光った場面ではないでしょうか。
この試合が始まるまでほとんどヒットが打てず、普通の人間であれば気が滅入ってしまうシーンで、あのヒットを放つことができるのはイチロー選手だけでしょう。
イチロー選手は自身のメンタル面について深く語ったことはありませんが、試合に入るまでの生活の流れや準備は常に一定のリズムをキープしており、邪念が入ることを極端に嫌うことで知られています。
イチロー選手はそうしたルーティンを大切にすることで、常に平常心を保つような努力をし、結果を残しています。
今やメジャーリーグでヤンキースのエースとして活躍する田中将大選手ですが、彼は高校時代とは全く異なるメンタルを手にすることで今の地位を手にしています。
高校時代は「完璧主義」で、ヒットを打たれたり、点を取られたりするとイライラしている様子が見て取れましたが、2014年の日本シリーズでもそうであったように、最近の田中将大選手は常に冷静で、高校時代の「完璧主義」は姿を消したように見えます。
スポーツでは1つの信念にこだわることも重要ですが、それで結果が出ない場合、何かを捨てる勇気(メンタル)も重要であるということが、田中将大選手を見ていると分かります。
一流のスポーツ選手ともなれば、天賦の才として強いメンタルを持っている選手もいるものです。
そうした選手と比較すれば、いくらトレーニングを積んだとしても自分は追いつけないと思うものですが、サッカーの長友佑都選手は、自分のメンタルが弱いことを認識し、イライラしたら、イライラするなと自分に言い聞かせられるようになることも重要であることを説いています。
冷静に自己分析をし、自分との戦いに勝つことで試合にも勝つ – そうしたことの積み重ねによって、長友佑都選手の現在の地位があります。
W杯出場がかかったオーストラリア戦で、本田圭佑選手がPKをド真ん中に蹴ったのは記憶に残っている方も多いはずです。
メディアでの強気な発言などを見ていると、本田圭佑選手はメンタルが強い選手であると思ってしまいそうですが、彼自身は、自分のことを非常に臆病な人間であると語っています。
本田圭佑選手は、臆病な自分を超えるためにあえて自身に重荷を課したり、呪文のように強気な発言を繰り返したりすることで、試合中の圧倒的なメンタルの強さを手に入れているのです。
日本人で初めて、テニスの4大大会の1つである全米オープンの決勝に勝ち進んだ錦織圭選手ですが、彼も稀有なメンタルを持った選手の1人です。
錦織圭選手のインタビューを見ていると、天然でやや抜けているところがあることに気が付きます。マイペースで、常に自分のやりたいことをやるというエピソードが多く、ちょっとやそっとのことでは動じないという天才肌な錦織圭選手ですが、ミスをしたり一度試合に負けたりしても気にしない(意識しない)という点は究極のメンタルとも言え、真似をしていきたい部分です。
一流選手たちも人間であり、多くの場合、大きな試合前には緊張をするものです。しかし彼らは、独自の方法でその緊張に打ち勝ち、普段通りのコンディションで試合に望み、最高の結果をもたらします。
今回ご紹介したように、スポーツの一流選手を知れば知るほど、スポーツとメンタルの密接な関係に気づくはずです。
もちろん、彼らは専門のメンタルトレーニングを行っているので簡単には真似をすることができないかもしれませんが、参考にすべき部分は必ずあるはずですので、選手たちのメンタル面を本番で取り入れるような努力をしてみてくださいね。