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大切な試合や発表会、大勢の人の前でのプレゼンテーションなど、普段とは異なる大舞台で、緊張していつもの力が出せなかった・・・そんな経験はありませんか?
我々がこうした場面で平常心を保てずに失敗しがちな一方で、不思議な事にテレビで見るような一流アスリートは、試合で最大限のパワーを発揮しています。
そこには「メンタル」というものの存在が大きく関係しており、一流アスリートの多くは子どもの頃からフィジカルとともに、この見えない部分について鍛錬を重ねているのです。
今回は、スポーツを通じて子どものメンタルを強くする5つの方法をご紹介します。
子どもにスポーツを教育する上で、とにかく褒めるという要素は非常に重要です。
日本の文化には美徳的な一面として「謙虚であれ」という教えがありますが、これは子どもがスポーツを楽しみ、上達する上では余分な要素になりがちです。
高いパフォーマンスを発揮するために最も重要なことは、平常心を保つことですが、平常心を保てなくなることの一因として、自己否定をしてしまうことが挙げられます。残念ながら、日本人は「謙虚さ」を追い求めるがゆえ、自己否定につながりやすい傾向があります。
目標を下げ、どんなことに対してもとにかく褒めることによって、子どもは自己肯定をすることができ、素直に喜ぶことができるようになります。このことが、結果としてメンタルを強くする一因となるのです。
高いパフォーマンスを保つ上で、緊張という要素は極力省きたい部分ですが、全く緊張することがないという人間は、なかなか存在しないものです。
そこで重要となるのが、”極力”冷静でいること、そして緊張している事を認識できる判断力をもつことです。
子どもは大人と比較して自己分析が苦手であり、自分が緊張していることをなかなか認識できません。頑張っているのに結果が出ないことに対しての苛立ちに加え、その原因がわからないことは、子どもにとって大きなストレスとなります。
自分が「緊張している」「相手を意識している」など、子どもたちに自身の感情を理解させることが、我々大人の役目であり、子どもたちのメンタルを強くすることにつながる教育です。
子どもたちは、感情と思考にズレがなくなれば意外にすんなりと行動ができるようになるものです。
一流のアスリートが、試合前に行っている動作や仕草を見ていると、そこには個々人で毎回統一されたものが存在することに気づきます。
これはルーティンと呼ばれ、緊張をほぐし、人間が最もパフォーマンを発揮しやすい「無意識」の領域(いわゆるゾーン)に入りやすくする効果があります。
子どものうちからこうした「無意識」の状態に意図的に入ることができるようなトレーニングをしておくことは、メンタルを強くする上で非常に重要です。
勝負の世界では「勝ち癖」「負け癖」といったものがあります。勝ちが続くと負ける気がしませんし、逆に負けが続くと勝てる気がしなくなる、そんな経験はありませんか?
自分に自信が持てないといった子どもや、本番に弱い子には、嬉しいことがあったらガッツポーズをすることを教えることが重要です。
ポイントが取れたらガッツポーズをして、自己肯定感を持つことで、たとえ負けている試合の中であっても自分に自信を取り戻しやすくなり、結果が出しやすくなります。
スポーツをやっていると、嬉しい場面もありますが、反対に、どうしてうまくいかないのか、悔しい、負けたくない、イライラする、などマイナスの思考も発生し、感情の起伏を起こしがちです。
そんな時に備えて子どもに教えるべきなのが、気持ちを落ち着かせるためのおまじないです。
人間は、一定のリズムに反応して落ち着く特性があります。例えば、脈を10回数えたり、深呼吸を3回したりするだけでも構いません。子どもとの間で、秘密のおまじないを決めておくことで、子どもは感情の起伏が起こってしまった際に、平常心を取り戻すことができやすくなります。
今回は、スポーツを通じて子どものメンタルを強くするための5つの方法についてご紹介しました。
メンタルと言うのはフィジカルと違って内的要因であり、目で見ることができないのが難しいところです。
子どもによって、メンタルを強くするための方法は異なりますので、今回ご紹介した5つの方法を参考にして、ぜひご自身の子どもに合う方法を試行錯誤しながら見つけていってください。