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あなたは、最近1日が短く感じるなと思ってはいませんか?また、見る景色によって時間の感じ方が違う経験をしたことはありませんか?
今回はこの2点についてご紹介いたします。このことを知っておくと、長い距離を走るときに参考になるはずです。まずは、心理学の面からご紹介します。
年を重ねると、1日経つのが早いと感じます。私自身、毎日があっという間に過ぎていくと感じています。前向きにとれば、1日が充実しているとも言えるのですが・・・。
では、なぜ年を重ねると1日が短く感じるのか、ご存知でしょうか?例えば、50歳の人がいたとしましょう。この人にとって、1年は人生の50分の1になります。
5歳の子供にとっては、1年は人生5分の1になります。
いわゆる50歳のほうが単位時間あたりの時間が短くなるわけです。
これをジェネーの法則といいます。
これをランニングに当てはめてみると、50歳と25歳の人では、同じ時間を走っても50歳の人のほうが25歳の人より2倍短く感じるということになります。
極端な話でいうと、
100歳の人と20歳の人では5倍感じ方が違うということになります。
あなたが車などで高速道路を走っていたとします。遠くの景色をみているときは、景色がゆっくり流れているはずです。
反対に、ガードレースなど近くをみていると景色がはやく流れるはずです。
このときの時間の感じ方はどうなっているでしょうか。
余談であるが、私は車酔いをするので、あまり近くばかりみていると酔ってしまいます。
充実時程錯覚とは、
目からはいってくる情報量が多いと、実際の時間より長く感じ、
目からはいってくる情報量が少ないと、実際の時間より短く感じることをいいます。
上記の例でいうと、同じ時間をかけて移動する際、車高の高い車で遠くをみて、目にはいってくる情報を少なくすることで、短く感じるということになります。
次に錯覚という面からご紹介します。
年を重ねると、一つのことを行うにも思った以上に時間がかかってしまいます。例えば、5分くらいでできると思っていたことが、実際は10分くらいかかってしまえば、2倍時間が短く感じます。
これは、身体機能の低下であり、仕方ないことで、錯覚の一つであると言えます。また、子供のときは、新しいことが毎日起きていたはずです。遊びだったり、勉強だったり、遠足だったり、修学旅行だったり、イベント盛りだくさんでした。
待ち遠しいと思う気持ちが、時間を長く感じさせていたのです。修学旅行が待ち遠しかった経験があるはずです。
一方、大人になると単調な生活が続きます。平日となれば、朝起きて、会社に行き、夜帰宅し就寝。新しいことなどそれほどなく、単調な生活が続き、待ち遠しいことがないので、時間を短く感じさせているのです。
あなたは、仕事をしている時間は、どのように感じていますか?私が会社勤めのときは、一日がほんとに長かったことを覚えています。
反対に楽しい時を過ごしているときは、あっという間に時間が過ぎてきます。遊んでいたり自分の好きなことをしているときは仕事と違いますよね。私は、今の仕事は充実しているので、毎日があっという間に過ぎていきます。
では、上記をふまえて、フルマラソンを考えてみます。
フルマラソンは、本当に長く感じるときがあります。まだ、10キロかあ。やっと半分かあ。
あっという間に終わったらいいものですよね。フルマラソンで実際は4時間だったとして、2時間程度の感覚で走れたらうれしいはずです。
まず、ジェネーの法則から、年を重ねれば重ねるほど、感じる時間が短くなるので、
年齢を重ねても元気にランニングを続けてください。25歳より50歳の場合は、2倍短く感じるはずです。
そして、充実時程錯覚を利用して、近くの景色より遠くの景色をみて走るようにしましょう。
できるだけ、目からはいってくる情報量が少ないほどいいわけです。
前のランナーだけをずっとみているのも一つの方法です。
(男性の方、前を走る女性の後ろ姿をジっとみて、変な勘違いをされないように!!)
おそらく、仲間と走ると楽に感じるときがあるのは、この充実時程錯覚の影響かもしれません。
そしてなにより、楽しむことです。私は調子がいいときは、30キロまでがあっという間に過ぎたことを覚えています。
いい記録を出すには、まだ30キロかと思うかもう30キロかと思うかは大きな違いになります。
フルマラソンは、メンタルのスポーツなので、これに限った話ではなく、
年を重ねると人生経験からメンタルが鍛えられ、苦痛に強い!?なんてこともあるかもしれません。