Jリーグ・立命館  JHC教育・研修コース(基礎)2016年

Jリーグと立命館大学によるプロスポーツビジネス講座を受講して


プロスポーツの未来を担う”スポーツエグゼクティブ”を育成するJリーグ初の一般向けスポーツ人材開発講座を受講しています。

講座というと、堅苦しいイメージがありますが、私が受講して感じたことをお伝えしていきます。


注)
Jリーグ及びJリーグヒューマンキャピタルを代表するものではなく、個人的見解です。


【受講講座】
Jリーグ・立命館
JHC教育・研修コース(基礎)2016年

JHCについては、公式ページをご覧ください。

【関連記事】

スポーツ界最大の課題、プロ経営者を育てよう(日本経済新聞)
Jリーグに足りないのは経営人材(日経ビジネス)

 

モジュールⅠ(2016年4月~7月)

vol3.エドガー・シャインの3つの問いから学ぶ人事マネジメント
プロスポーツビジネス講座

2016年4月16日(土)10:00~18:00
 

あなたは、得意な仕事は何ですか?
あなたが、好きな仕事は何ですか?
あなたは何をやっているときに意味を感じ、社会に役立っていると感じますか?

今回は、この3つの問いをテーマに人事マネジメントのお話です。

 

今回は、JHCスクールマスターの本間浩輔さんの進行のもと、
合間にテーマが与えれれ、グループで話し合いました。

10時~18時(休憩1時間)の7時間、みっちり講座が行われました。


本間さんは、
現在、YAHOOの人事をされているそうで、
新卒社員に最初にお話するのは、洗脳を解くとのことでした。
大学の教育事情と企業について、オフレコのお話が多数あり、
たいへん興味深く参考になりました。


スポーツ業界は独特の人事マネジメントが必要

Jリーグで働きたいと希望する人はたくさんいるそうです。
例えば、

・選手の近くにいられる記事を書かせてほしい
・試合に関する記事を書かせてほしい

しかし、Jリーグの社員の方々は、あらゆる仕事をこなさなければいけません。
セールス、マネジメント、物販、事務処理、
いわゆるオールラウンドプレーヤーなわけです。

一般の会社でいうと、営業だったら営業だけ、
開発でしたら開発だけしていればよいというわけにはいかないのです。

こういったギャップをどう埋めていくのか、スポーツをビジネスとして行う上では、
とても重要とのことでした。

人事評価の難しさ

次に人事評価の難しさがあります。
当然選手と事務方の報酬は異なりますし、査定基準もことなります。

例えば、平均的な実力の選手がいたとしましょう。
この選手は、女性ファンが多く、関連グッズがクラブで一番売れていたとしたら、
この評価はどうすべきでしょうか?

スポーツ界のセカンドキャリア

他にも、セカンドキャリアの話もありました。
元NFLの選手は引退から2年で破産しているとか、
NBAの選手も引退から5年で破産しているとか・・・・。

仕事だけでキャリアをみてしまうと、失敗してしまうとのことです。
某テレビ番組のプロ野球選手が、トライアウトにチャレンジしたり、
異業種に転職する番組を例にお話がありました。

他にも、大学と企業のギャップ、今IT業界で売り手市場は何か?等、
いろいろと人事についてのお話がありました。


シャインの3つの問いとスポーツビジネス

あなたは、シャインの3つの問いに答えられますか?

あなたは、得意な仕事は何ですか?
あなたは、何をやっているときに意味を感じますか?
あなたは何をやっているときに意味を感じ、社会に役立っていると感じますか?

この3つの問いについて考えることで、自分の仕事(キャリア)について
考える足掛かりになります。

答えられない人が多いそうですが、あなたもぜひ一度見直してみてはいかがでしょうか。

自分がなんのために仕事をしているのか、
人事だけでなく、上司が部下に行うことでも有効なのでぜひ、活用してみてください。


シャインのキャリアアンカーテスト

キャリアアンカーテストを実施しました。

このテストは、設問に答えていくと、8つの種類にわけられるものです。

1.専門・職能
2.全般管理
3.自立・独立
4.保障・安定
5.起業家的創造性
6.奉仕・社会貢献
7.純粋な挑戦
8.生活様式

私は、3.自立・独立で、
自分のペースを守って仕事を進めることを大切と考えるタイプでだそうです。
当てはまっていますね。

 

最後はペアになり、自分のキャリアについて30分話す時間がありました。
自分のことを30分、話すことなんてめったにありませんが、
この後、自分の中で、「気づき」があり、たいへんよいテーマでした。


まとめ


日本のスポーツ業界は、スポーツ=体育という文化があります。
スポーツは、ただで教わるというものです。それがよいか悪いかではなく、
もっと、スポーツというものには可能性があるのではないでしょうか?

本間さんのお話の中にもありましたが、スポーツビジネスは一般の人事が当てはまらないというのは、
たいへん共感しました。

私は、スポーツを生業としています。人事というほどのものではないですが、
たくさんのスタッフに支えられて日々活動しています。
このスタッフの方々は、お忙しい本業の合間にお手伝いいただいているわけです。

スポーツは、NPO団体が多数ありますが、
ドラッガーも、NPO組織の経営に関して、お金ではない、その組織のミッションが大切だと
言っています。

スポーツビジネスの難しさ、今回は、人事マネジメントのお話でした。

 

【情報発信について】
受講者には、「ソーシャルメディアポリシー」が配布されました。
今、こうしていることがまさにソーシャルメディアを利用した情報発信なのですが、もちろん、十分に注意しながら、対応していきたいと思います。

そして、JHCをはじめとするスポーツビジネスに少しでもご興味をもっていただけるよう
積極的かつ適切に広めていきたいと考えております。

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