歳を重ねれば、身体は変わる。
以前より体力が落ちたと感じることもある。疲労が抜けるまで時間がかかり、筋力や見た目も変わる。
物忘れが増えたり、新しいことを覚えるのに時間がかかったりすることもある。
一方で、「老化は感情から始まる」という考え方があることを知った。
何をするにも面倒になる。新しいことを試すより、いつものやり方で済ませたくなる。知らないものを面白がるより、「今までこれでやってきたから」と考えるようになる。
歳を重ねること以上に、経験が自分を動かなくしてしまうことがあるのかもしれない。
では、52歳の私はどうだろう。もちろん身体の変化は感じる。それでも、新しいことへ挑戦すること自体を、それほど億劫には感じていない。
思い返せば、30代から大きな勝負ではなく、小さな挑戦を繰り返してきた。
新しい大会をつくる。知らない地域へ行く。仕事のやり方を変える。外注してみる。そして今度は、専門学校で教える仕事も始める。
心理学や認知科学には「認知的柔軟性」という言葉がある。状況や新しい情報に合わせて、考え方や行動を切り替える力のことだ。個人で仕事をしていると、昨日までの正解が明日も正解とは限らない。
だから長く生き残るためには、年齢に関係なく、変化に合わせて自分を少しずつ変える力が必要なのだと思う。
認知的柔軟性も、特別な才能ではなく、小さな挑戦を繰り返すことで保てるものなのかもしれない。
身体が歳を重ねることは止められない。でも、新しいものを面白がることまで、歳のせいにする必要はない。
あなたは最近、初めてのことを何か一つやっただろうか。
今日の一言
「歳を重ねても、小さな挑戦をやめない。」
北海道・京極町でロードレースとリレーマラソンを開催した。今年は合計126名がエントリー。
そのうち119名、約94%が町外からだった。札幌や小樽、倶知安だけでなく、道外から参加してくれた人もいる。
翌日、町長へ活動報告をしたところ、遠方からこれだけの人が京極町まで来ていることを、とても喜んでくれた。
イベントを開催していると、どうしても「何人集まったか」という数字に目が向く。
ただ、人口の少ない町では、その数字の中身も大切なのだと思う。参加費を払い、時間と交通費を使って、「この大会に出る」という目的で町を訪れてくれる。スポーツイベントには、人がその土地へ足を運ぶ理由をつくる力がある。
一方で、今回の京極町民の参加は7名だった。町長との話の中で「町民には有料イベントに参加する文化があまりない」という話が出た。
そこで私は、来年は町内の小中学生を無料にしてはどうかと提案した。
子どもたちがワイワイ走れば、保護者も応援に来る。そこへ町外から来たランナーが混ざる。さらに企画課や観光協会が関わり、町のPRや地元ならではの振る舞いが加われば、単なるマラソン大会ではなく、「町のイベント」らしくなっていく。
来年はリレーマラソンをやめ、ロードレースに集中する方向になりそうだ。給水も改善し、企画課も最初から関わる。観光協会からカレーを提供するような話まで出てきた。
一度開催したからこそ、次に変えるべきことが見えてくる。外から人を呼ぶ。そして、地元の人も自然にそこへ混ざっていく。
イベントを育てるとは、参加人数を増やすだけではなく、そんな景色を少しずつつくっていくことなのかもしれない。
今日の一言
「人を集める」から、「人が混ざる場をつくる」へ。
9月6日、北海道京極町でマラソン大会を開催した。
地域活性化起業人として2年目。昨年はリレーマラソンだけだったが、今年はロードレースも加えた。参加者も約90名から約130名へ増え、大きなトラブルもなく大会を終えることができた。
結果だけを見れば、成功だったと思う。それなのに、終わったあと、なぜかモヤモヤが残った。
今回、私にとって初めての挑戦だったのが、公道を使ったロードレースだ。警察への許可、走路員の配置、近隣車両への対応など、自分だけでは完結できない。自治体職員をはじめ、多くの人との連携が必要になる。
しかも、運営側にはマラソン大会の経験者がほとんどいない。
大会前から「本当に役割まで伝わっているだろうか」「こちらが考えている安全管理まで共有できているだろうか」という不安があった。
そして本番は無事に終わった。では、その不安は間違っていたのだろうか。たぶん、そうではない。
私が感じているモヤモヤの正体は、「今回うまくいったこと」と「次回も同じようにうまくいくこと」の間にあるのだと思う。
仕事には、結果の成功と、プロセスの成功がある。
事故が起きなかったことと、事故が起きない仕組みができていたことは違う。今回うまくいったとしても、同じやり方でもう一度安心して開催できるかと聞かれれば、まだ改善すべきことはある。
15年以上現場に立ってきたからこそ、結果だけでは喜べなくなったのかもしれない。
来年必要なのは、参加者をさらに増やすことだけではない。
「何とか無事に終わった」を、「この仕組みなら次回も大丈夫」に変えていくこと。
それができたとき、今回とは少し違う達成感を味わえる気がしている。
あなたの仕事は、「今回うまくいった」だけでなく、「次回もうまくいく」と言えるだろうか。
今日の一言
「成功とは、うまくいった結果を、もう一度つくれる状態にすること。」
今年、初めて支払うことになるかもしれない税金がある。個人事業税だ。
これまで所得の関係もあり、あまり意識することがなかった。しかし事業を続け、一定の所得が出るようになると、新しい税負担が発生する可能性も出てくる。
そこで今年は、ある程度の金額を支払うつもりで資金を残していた。ところが、9月になっても通知が来ない。
調べてみると、個人事業税は単純に所得が一定額を超えれば全員が支払うものではなく、どのような事業をしているかによって扱いが変わる。
私の仕事は少し複雑だ。自分でスポーツイベントを企画・開催する仕事もあれば、自治体などから大会運営や計測を依頼される仕事もある。同じ「スポーツの仕事」でも、税務上は同じ扱いになるとは限らないらしい。
では、どうするか。今のところ、こちらから問い合わせるつもりはない(笑)。
通知や確認が来たら、そのときに事業内容を整理して対応する。ただし、支払うつもりで確保したお金には手をつけない。
個人で仕事をしていると、金額も時期も確定していない支出がある。
そんなとき、「来なかったから使ってしまおう」ではなく、分からないうちは残しておく。
事業を15年以上続けてきて感じるのは、利益を出すことと同じくらい、想定外の支払いに耐えられることが大切だということだ。
結局、「死なない事業」を支えるのは、派手な売上ではなく、こういう余白なのかもしれない。
あなたの事業には、まだ請求されていないからと、忘れている支出はないだろうか。
今日の一言
「分からない支出には、キャッシュという余白を残しておく。」
個人事業をしている私は、家族に青色事業専従者給与を支払っている。昨年までは、年間100万円に届かない程度だった。今年は少し増やすことにした。
きっかけは、税金や給与の仕組みをあらためて確認したことだった。
個人事業を15年以上続けていると、毎年行っている経理や税務処理は「去年と同じでいいだろう」と考えがちになる。
しかし、制度は変わるし、自分の売上や所得、家族の状況も変わる。今回も調べてみると、給与を少し増やしても大きな問題はなく、世帯全体で考えれば税負担を多少抑えられそうだと分かった。
もちろん、税金を減らすためだけに給与を決めるつもりはない。実際に仕事を手伝ってもらっているから支払うものであり、金額にも合理性が必要だ。
それでも、同じ金額を何となく続けるのと、制度を理解したうえで決めるのとでは意味が違う。小さな事業では、一つひとつの改善額はそれほど大きくない。数万円かもしれない。
しかし、経費、税金、外注、保険、設備投資。こうしたものを毎年少しずつ見直すことが、長く続ければ大きな差になる。
15年続けていても、知らないことはまだある。
「去年もこうしたから」ではなく、「今年もこれでいいのか」。
事業を長く続けるためには、ときどき立ち止まって問い直すことも必要なのだと思う。
あなたの仕事にも、「去年と同じ」という理由だけで続けているものはないだろうか。
今日の一言
「続けることと、同じことを続けることは違う。」
個人で仕事をしていると、臨機応変な対応を求められることが多い。
予定どおり進むこともあれば、「そう来たか」と思うようなことも起きる。
しかも、自分にとっては想定外でも、相手にとっては当然ということもある。
私は民間事業者として仕事をしている。利益を出せなければ、事業を続けることはできない。
一方、仕事で関わることの多い自治体では、利益よりも公平性や平等性が重視される。どちらが正しいという話ではない。そもそも立場も目的も違うのだ。
だから、自分の常識だけで「こうなるはず」と考えていると、思わぬところで話が噛み合わなくなる。
個人事業主として15年以上仕事をしてきた。これだけ続けていると、以前なら驚いたような出来事でも、「こういうこともある」と受け止められることが増えた。失敗やトラブルを経験するたびに、自分の中の「想定内」の範囲が少しずつ広がってきたのだと思う。
それでも、想定外はなくならない。大切なのは、すべてを事前に予測することではないのかもしれない。想定外のことが起きたとき、感情的にならず、相手の立場や事情を考え、自分にできる選択肢を探す。そして必要なら、当初のやり方を変える。
個人で仕事をしていると、最後に判断するのも自分である。15年間生き残ってこられた理由の一つは、正解を知っていたからではなく、その都度起きたことに合わせて、やり方を変えてきたからなのかもしれない。
あなたは想定外の出来事が起きたとき、「予定と違う」と立ち止まるだろうか。それとも、「では、どうするか」と次の一手を考えるだろうか。
今日の一言
「生き残る力とは、想定外をなくす力ではなく、想定外に対応する力である。」
仕事の関係で、月に12日程度は単身生活をしている。
一人なので、その気になれば好きなものを好きなように食べられる。以前なら、食事についてそれほど細かく考えることもなかった。
ところが最近は、筋トレをしていることもあり、食事を見る目が少し変わった。気になるのは、たんぱく質だ。
一般的な目安は体重1kgあたり1g程度といわれるが、筋力向上を目指してトレーニングしている私は、体重60kgに対して1日90〜110g程度を目安にしている。
これが、やってみるとなかなか大変だ。何も考えずに普通の食事をしているだけでは届かない。
卵、納豆、魚、鶏肉、ヨーグルトなどを組み合わせ、ときにはプロテインも利用する。
最初の頃は、「今日あと何グラム必要だろう」と考えていた。ところが、続けていると少しずつ変わってくる。
朝はこれを食べる。移動するときはこれを用意する。筋トレをした日はこうする。自分なりのパターンができると、以前ほど大変だと感じなくなった。
考えてみれば、筋トレも同じだった。最初はジムへ行くこと自体に意識が必要でも、習慣になれば「行くか、行かないか」を毎回考えなくなる。
仕事でも健康でも、続けるために必要なのは、毎回頑張ることではないのかもしれない。
大変なことを、大変だと思わずにできるところまで習慣にする。
52歳になった今、身体づくりも一時的に頑張るものではなく、これから先も仕事を続けるための日常の一部にしていきたい。
あなたが今、「頑張って続けていること」は、どうすれば「普通にやること」へ変えられるだろうか。
今日の一言
「習慣とは、大変だったことを普通のことに変える力である。」
山形県の自治体教育委員会から一本の電話があった。
町で開催している小規模なロードリレー大会の計測について相談したいという。
現在は手計測で行っており、記録集計の負担を減らしたいらしい。
なぜ私のところへ連絡をくれたのか尋ねると、9月27日に開催予定の米沢市のランニングイベントを知り、米沢市から私の連絡先を聞いたという。
少し驚いた。米沢市のイベントは、まだ開催すらしていない。昨年から何度も現地へ足を運び、市の担当者と話をしながらゼロからつくってきた仕事だ。
その仕事が、実施前にもかかわらず隣の自治体へ伝わり、新しい相談につながった。
私は営業そのものが嫌いなわけではない。ただ、自分から「仕事をください」と回るより、一つの現場をきちんと積み重ね、その仕事を見た人から次の相談をもらえる形をつくりたいと思っている。
もちろん、仕事が決まったわけではない。来年度の予算も開催日もこれからで、既存の仕事との日程調整という課題もある。条件が合わなければ、受けられない可能性もある。
それでも今回うれしかったのは、一つの案件が増える可能性だけではない。
米沢市との仕事から、新しい接点が生まれたことだ。
地域で一つの仕事を始めると、その先に別の町、別の人とのつながりが生まれることがある。それは広告ではつくれない信用の広がり方なのかもしれない。
まだ何も決まっていない。だからこそ、この一本の電話がこれからどこへつながっていくのか、楽しみにしていたい。
あなたの今の仕事は、誰かが次の人へ紹介したくなる仕事になっているだろうか。
今日の一言
「いい仕事は、次の仕事への営業になる。」
今週末、北海道の京極町でロードレースを開催する。昨年91名だった参加者は、今年126名まで増えた。ありがたい一方で、大会を目前にして一つ心配していることがある。
走路員の配置だ。
今回は町道を使用し、親子・小学生は1.5km、一般の5km・10kmは2.5kmと、二つのコースを使う。
走路員にはランナーの誘導だけでなく、近隣住民の車が通る際の対応もお願いする。コースは教育委員会へ伝え、走路員の配置図も確認した。不足していると思った箇所はこちらから指摘した。それでも心配が残っている。
8月24日に町の企画課、教育委員会と打合せをした。そのときのやり取りや、その後の進み方を見ていると、人数は揃えていても、「二つのコースをどう誘導するのか」といった具体的な役割まで走路員に伝わっているだろうか、と考えてしまう。
15年以上大会を運営していると、打合せの様子から、その先で起こりそうなことが見えることがある。経験はリスクを見つける力になる一方、心配事を増やすこともある。
ただ、自分ではコントロールできないことを何度考えても、仕事は前へ進まない。9月4日に現地設営を行う。そこで準備状況を確認し、問題があれば動けばいい。大きな問題なら町の企画課へ相談する。それまでは、自分だけで完結できる作業を一つずつ終わらせる。
心配しないわけではない。見て見ぬふりをするわけでもない。
自分が動くべきときを決めたら、それまでは自分が動かせる仕事に集中する。
仕事をしていると、自分ではどうにもできないことまで背負いたくなる。しかし、すべてを自分でコントロールすることはできない。
あなたは、自分では動かせない心配事に、必要以上の時間を使っていないだろうか。
今日の一言
「心配事が見えても、まずは今日、自分ができる仕事を進める。」
今日は、日光アストリアホテルを訪ね、支配人、副支配人と今後のトレイルコースの活用について話をしてきた。
最初にこの場所を知ったとき、私の頭にはいくつもの企画が浮かんだ。トレイルランニング大会、冬のイベント、宿泊と組み合わせた企画。ただ今回は、それらを並べて「こんなことをやりませんか」と提案することはしなかった。
まず聞きたかったのは、ホテルがなぜコースを整備し、これからどう活用していきたいのか、ということだった。
話を聞くと、「夏場のコースをもっと活用したい」「ホテルや光徳という場所をもっと知ってもらいたい」という思いがあった。一方、私は既存のコースを利用し、小規模な大会を継続的に開催できる場所を探していた。
そこで、双方の目的が重なった。
来年5月下旬から6月上旬を候補に、まずは5kmの周回コースを使った10km、20km程度の大会から始める方向で話が進んだ。
仕事では、つい「何を提案するか」を先に考えてしまう。しかし新しい相手と仕事をつくるとき、その前に「相手は何をしたいのか」を知ることのほうが大切なのかもしれない。
こちらのやりたいことと、相手のやりたいこと。その重なる場所が見つかれば、無理に売り込まなくても話は動き始める。
もちろん、今回はまだスタート地点に立っただけだ。申請、日程調整、安全管理など、これから詰めることはいくつもある。
それでも、一方的に企画を持ち込むのではなく、「一緒に何ができるか」から始められたことには意味がある。
新しい仕事をつくるとは、完成したアイデアを売ることではなく、相手との「重なり」を見つけることなのかもしれない。
あなたは新しい仕事を始めるとき、自分が話すことと、相手の話を聞くこと、どちらに多くの時間を使っているだろうか。
今日の一言
新しい仕事は、提案ではなく、互いの目的が重なるところから始まる。
SNSで「皇居ランを禁止してもよいのではないか」という投稿が話題となり、ランナーと歩行者の共存をめぐって賛否が分かれている。千代田区にも、一部ランナーの危険な走行や歩行環境の改善を求める声が届いているという。
この話を見て、以前、鎌倉の山で起きたトレイルランニング規制の問題を思い出した。
私たちは、ハイカーと出会えば歩いたり、立ち止まったり、挨拶をしたりしていた。しかし、一部のランナーによる無謀な走りが問題となり、ランナー全体がマナーの悪い集団のように扱われた。テレビにも取り上げられ、地元の団体から「山を走るのをやめてほしい」と批判の電話を受けたこともある。
最終的に鎌倉市は条例をつくったが、トレイルランニングそのものを禁止することはなかった。
こうした問題は、立場によって見え方が変わる。私はランナーであり、イベントを主催する側でもある。しかし、走らない人からすれば、速いランナーや集団が近づいてくることに、恐怖を感じるのも当然だと思う。
一方で、問題が起きるたびに禁止事項を増やせばよいのだろうか。公園では野球禁止、キャッチボール禁止などの看板を見かける。安全は大切だが、禁止だけでは公共の場所を一緒に使う方法は育たない。
皇居ランを単純に擁護するつもりも、禁止を批判するつもりもない。ただ、一部の行動を全体の問題にせず、利用する側が歩行者優先を忘れず、互いの立場を想像する。結局は、共存する方法を探すしかないのだと思う。
自分が楽しんでいることは、ほかの人にとっても安全で心地よいものになっているだろうか。
【今日の一言】
公共の場所に必要なのは、禁止よりも、互いを想像する力である。
現在、仕事の外注化を少しずつ進めている。手が回らなくなってきたことも理由の一つだが、それ以上に、自分にしかできない仕事へ集中する必要があると感じているからだ。
ただ、外注化の仕組みが完成しているわけではない。何を任せられるのか、どのように伝えれば間違いなく進めてもらえるのかを考えながら、外注できる仕事から一つずつ手放している段階である。
先日、普段は外注している作業を、事情があって自分で行うことになった。以前は当たり前のように自分でやっていた仕事なので、それほど苦労しないと思っていた。しかし、実際に始めると予想以上に時間がかかった。
その作業自体が難しいわけではない。それでも、作業をしている間は、企画を考えたり、人と会ったり、次の仕事をつくったりすることはできない。改めて、外注するということは、単に作業を誰かへ任せるだけではなく、自分の時間を買うことなのだと実感した。
そして、その時間は、お金を払うだけで生まれるものではない。引き受け、丁寧に作業してくれる人がいるからこそ生まれている。
久しぶりに自分で作業をしたことで、その仕事の大変さと、支えてくれる人のありがたさを思い出すことができた。外注化が進んでも、任せた仕事を当たり前だと思わず、感謝を忘れないようにしたい。
今、自分が抱えている仕事の中に、誰かへ任せることで生み出せる時間はないだろうか。
【今日の一言】
外注化とは、作業を手放し、未来のための時間をつくることである。
50代になり、新しいことを始めるのが少し億劫になったと感じる。一方で、これからやりたいことや、自分の経験を生かしてできることも、次々と思い浮かぶ。この二つの気持ちが同居していることを、興味深く感じている。
誰にとっても一日は24時間である。私は仕事とプライベートのバランスを考えているつもりだが、どうしても仕事の割合が多くなる。個人で仕事をしていると、やりたいことだけでなく、やらなければならないことも増えていくからだ。
だから最近は、「何をやりたいか」「何をやるか」以上に、「何をやらないか」を大切にしている。
新しい依頼やアイデアがあれば、つい可能性を考えてしまう。しかし、すべてを引き受ければ、本当に大切な仕事へ使う時間と気力が削られていく。できることと、やるべきことは同じではない。
自分が没頭できることを、無理なく継続する。それには、仕事を増やすだけでなく、自分でなくてもよい仕事を手放し、今はやらないことを決める必要がある。何かを断ることは、可能性を捨てることではない。自分が大切にしたいものを守るための選択なのだと思う。
年齢を重ねるほど、残された時間を悲観するのではなく、その使い方を丁寧に選びたい。
今、自分が抱えていることの中に、やらなくてもよいものはないだろうか。
【今日の一言】
やらないことを決めると、本当にやりたいことが残る。
長く仕事をしていると、毎年のように依頼をいただける仕事が少しずつ増えてくる。今年、二つの駅伝大会について、こちらから主催者へ連絡を入れた。
一つは、2023年、2024年と計測を担当した大会。昨年は会場の改修工事により別会場で開催されたため、計測の依頼はなかった。
今年はどうするのだろう。そう思い、担当者へ一本のメールを送った。
すると担当者が変わっていたものの、今年は再び元の公園で、新しいコースを使って開催するとのこと。そして、「今年も計測をお願いします」と依頼をいただいた。メールを送っておいてよかった。
もう一つは、4年連続で計測を担当している駅伝大会だった。
以前、担当者から「8月の準備会が終わったら連絡します」と聞いていたので、そのまま待っていた。
ところが8月下旬になっても連絡がない。
自治体のホームページを見ると、すでに大会の募集は始まっている。もしかしたら、今年は別の業者に決まったのだろうか。
そうなると、この大会のために空けていた11月の週末も空白になる。
メールを送り、それでも返事がなかったので、翌日、電話をしてみた。
結果は拍子抜けするものだった。
担当者は、最初から私にお願いするつもりだったようだ。
どうやら、少しのんびりしていただけらしい(笑)。
費用についても「昨年と同じくらいでお願いできませんか」と相談され、作業内容もほぼ変わらないため、昨年と同額で引き受けることにした。
今回、二つの案件から改めて感じたことがある。
継続している仕事だからといって、待っているだけではいけない。
発注する側には発注する側の時間軸があり、受注する側には受注する側の時間軸がある。
相手にとっては「今年もお願いするつもり」でも、こちらにとっては正式に決まらなければ、その日程を別の仕事に使うことができない。
だからといって、何度も営業する必要はない。
「今年はどうでしょうか?」
その一言を、適切なタイミングでこちらから聞けばいい。
新しい仕事を探すことだけが営業ではない。
これまで築いてきた関係を途切れさせず、必要なときに一本の連絡を入れる。
それもまた、小さな事業を続けていくための大切な仕事なのだと思う。
あなたは、以前仕事をした相手からの連絡を、ただ待ってはいないだろうか。
今日の一言
「待つことも大切。でも、一本の連絡が仕事をつなぐこともある。」
仕事をしていれば、課題や悩み、ストレスはつきものである。
先日、北海道の中学校の先生から、「仕事のストレスをどのように克服していますか」と質問された。
私は、ゼロではないが、自分が没頭できることを仕事にしているので、あまりストレスはたまらないと答えた。しかし、改めて考えると、それだけではないように思う。
私は一つの場所にとどまって仕事をしていない。神奈川、北関東、福島、山形、北海道と各地を移動している。場所が変われば、会う人も、景色も、取り組む仕事も変わる。ある場所で抱えた課題について考え続けていても、次の土地へ移動すると、別の仕事や新しい出会いに意識が向く。
同じ環境で働き続けることがストレスの原因だという意味ではない。ただ、私の場合は、移動によって悩みが同じ場所にとどまらず、気持ちが自然に切り替わっているのだと思う。
移動時間も、次の仕事へ向かう時間であると同時に、自分を整える時間になっている。
ストレスを完全になくすことは難しい。それなら、抱え込んで大きくなる前に、意識的に環境や行動を変えてみる。遠くへ行かなくても、仕事をする場所、会う人、歩く道を少し変えるだけで、気持ちが動くこともある。
今抱えている悩みを同じ場所で考え続けず、今日は一度、別の景色の中へ持ち出してみてはどうだろうか。
【今日の一言】
ストレスは、なくすのではなく、同じ場所に滞留させない。
北海道のある中学校の先生から依頼を受け、事前の打合せを行った。きっかけは、一人の生徒が京極町で開催する私のマラソン大会のポスターを見て、興味を持ってくれたことだった。
生徒が聞きたいのは、私の経歴や仕事内容、大会の規模やルール、なぜ京極町でイベントを始めたのか、地域活性化起業人とは何か、イベントを開催するには何が必要なのか、といったことだという。
先生は打合せの前に私のホームページを読み、経歴やこれまでの活動を詳しく調べてくれていた。生徒はクロスカントリースキーで全国レベルの実力を持っているそうだ。今回は直接会うことができず、後日オンラインで話すことになるが、本人も楽しみにしてくれているという。
私はこれまで、目の前の仕事を形にすることに精いっぱいだった。参加者を集め、自治体と調整し、安全に大会を終える。その積み重ねが、いつの間にか一人の中学生にとって、知りたいと思える仕事になっていた。
自分では普通に続けてきたことでも、誰かにとっては将来の選択肢を広げる材料になる。華やかな成功談でなくても、なぜ始め、何に悩み、どう続けてきたのかを正直に伝えることには意味があるのだと思う。
自分が続けてきた仕事の中にも、次の世代へ渡せる経験があるのではないだろうか。
【今日の一言】
今日の仕事は、いつか誰かの教材になる。
利用していたメール配信サービスで個人情報漏えいが発生し、運営会社を通じて約8,000件のお詫びメールを送った。送信前は、問い合わせや厳しいお叱りが殺到するのではないかと不安だった。
翌日までに届いた問い合わせは6件。「退会したはずなのになぜ届いたのか」「登録情報を削除してほしい」「今後の配信を停止してほしい」といった内容だった。一件ずつ過去の記録と現在の登録状況を確認し、返信した。
中でも印象に残ったのは、「イベントに参加した記憶がない」という問い合わせである。調べると、その方は2017年に開催した横浜観光ロゲイニングに参加していた。
当時と現在では運営名が異なる。こちらには記録が残っていても、お客様にとっては9年前に終わった出来事である。突然、現在の名称でメールが届けば、不安に思うのも当然だ。
今回、個人情報は持つ側と持たれる側で、時間の感覚が違うことを学んだ。事業者には過去の顧客データでも、お客様にはすでに関係のない情報かもしれない。だからこそ、集めること以上に、どう管理し、いつまで保有し、削除の希望にどう応えるかが重要になる。
約8,000件のうち6件と考えれば少ない。しかし、トラブル対応の最後にあるのは、割合ではなく、一人ひとりの「なぜ」への回答である。
自分が管理している名簿の向こうにいる人の気持ちまで、想像できているだろうか。
【今日の一言】
データの向こう側には、必ず一人の人がいる。
現在、複数の自治体や民間企業と事業のやり取りをしている。これまで多くの人と仕事をしてきて、打合せには相手の本気度が表れると感じるようになった。
事前に資料をそろえ、確認したいことを整理してくる人もいれば、何も用意せずに参加する人もいる。もちろん、担当者個人の姿勢だけでなく、組織の習慣や仕事の進め方も影響しているのだろう。
先日、ある自治体から依頼され、オンラインで打合せを行った。しかし、事前資料も当日資料も用意されていなかった。本来なら、打合せを提案した側が目的や議題を準備するものだと思う。
ただ、「相手が用意すべきだった」と言っているだけでは、仕事は前に進まない。私は、おそらく資料は出てこないだろうと考え、こちらで話し合いの土台となる資料を作って臨んだ。その結果、限られた時間の中でも、必要な確認を進めることができた。
相手に期待することと、自分が準備を怠ることは別の話である。長く仕事を続けるには、理想的な相手だけでなく、準備が足りない相手とも向き合わなければならない。相手を変えようとするより、起こり得ることを想定し、自分の準備で仕事を前へ進める。それも個人事業主に必要な力だと思う。
次の打合せで、相手が何も用意してこなくても、自分は仕事を前へ進められるだろうか。
【今日の一言】
期待どおりでない相手にも対応できることが、本当の準備である。
6月、利用していたメール配信サービス「める配くん」で不正アクセスが発生した。
当初は「個人情報が漏えいした可能性がある」という段階だったが、外部専門機関による調査の結果、最終的に私が登録していた8,451件のメールアドレスが漏えい対象だったことが確認された。
幸い、登録していたのはメールアドレスのみで、氏名や住所、電話番号などは登録していなかった。また、顧客データはメール配信サービスだけに任せず、自分でもExcelで管理していた。
そのため、サービスが停止しても顧客データを失うことはなく、すぐに別のメール配信サービス「ブラストメール」を契約。短期間で通常のメール配信を再開することができた。
今回あらためて感じたのは、どんなサービスにも「100%安全」はないということだ。
だから大切なのは、事故を完全に防ぐことだけではなく、事故が起きたときにも仕事を止めない仕組みをつくっておくことなのだと思う。
バックアップを持つ。データを自分でも管理する。一つのサービスにすべてを依存しない。
会社員時代にIT業界で仕事をしていたこともあり、バックアップの重要性は理解していたつもりだったが、今回はそれを身をもって実感する出来事となった。
最終的に、漏えい対象となった方への通知についても、対象者を正確に把握している運営会社に代行を依頼。通知内容を一つずつ確認しながら、対応を進めた。
トラブルは起こる。
大事なのは、起きないことを祈るのではなく、起きても動ける準備をしておくこと。
小さな事業だからこそ、その備えが事業を守る。
あなたの仕事は、今使っているサービスが明日突然使えなくなっても続けられるだろうか。
今日の一言
「備え」とは、事故を防ぐことだけではない。事故が起きても仕事を止めないことである。
某場所が、冬のクロスカントリースキーコースの一部を、夏はトレイルランニングコースとして活用していることを知った。
真夏でも比較的涼しいエリアで、継続的なランニングイベントができないか。当初は、夏のトレイル大会や冬のスノーマラソン、宿泊を組み合わせた合宿など、さまざまな案を考えた。
しかし調べてみると、夏にはすでに別の主催者によるイベントがあり、冬はスキー競技の会場として使われていることが分かった。
こちらが開催したい大会を、そのまま持ち込めばよいわけではない。
そこで、具体的な企画を提案する前に、まず話を聞かせてもらうことにした。連絡すると、コースはまだ認知度が低く、今後の活用について意見交換をしたいという前向きな返事をいただき、8月31日に現地で面談することになった。
新しい事業を考えると、自分の経験を生かして、すぐに答えを出したくなる。しかし、自分ができることと、相手が求めていることが一致するとは限らない。
大切なのは、完成した企画を売り込むことではなく、相手が何に困り、その場所をどう育てたいのかを知ることである。今回の面談では、七割は相手の話を聞く。そこから、お互いにとって続けられる仕事の形を探していきたい。
あなたの提案は、自分がやりたいことから始まっていないだろうか。
【今日の一言】
よい提案は、よく話すことではなく、よく聞くことから始まる。
ジュニアマラソンの計測を担当できないと分かったとき、
自治体では、以前の手計測に戻す、計測機器を借りる、別の会社へ委託するといった選択肢を検討することになった。
私には、北海道内で計測機器を扱う信頼できる協力者がいる。相談すれば、何らかの方法を提案できる可能性もあった。
しかし、今回はその場で紹介することも、代わりの方法を用意することもしなかった。
大会をどのような方法で計測するのかを決めるのは、主催する自治体である。
こちらが先回りしてすべてを整えてしまえば、判断する人と責任を持つ人が曖昧になる。
まずは主催者側で方針を決め、正式な相談があった段階で、必要な協力を検討するのが適切だと考えた。
個人で仕事をしていると、頼られたことがうれしくて、つい自分の役割以上のことまで引き受けてしまう。しかし、できることと、今やるべきことは同じではない。
相手に判断を返すことも、長く良い関係を続けるためには必要である。
誰かの課題を、自分が解決しなければならない問題に変えてしまっていないだろうか。
【今日の一言】
手を差し伸べる前に、誰が決め、誰が責任を持つ仕事なのかを考える。
京極町のジュニアマラソンの計測を担当できないと伝えたところ、私が所有する計測機器だけを借り、職員で運用できないかという相談があった。事前に操作方法を教えてもらえば、当日は自分たちでできるのではないかという考えだった。
しかし、チップ計測は機械を設置してスイッチを入れれば終わる仕事ではない。参加者とチップデータの紐付け、種目ごとの設定、動作確認、当日の計測状況の監視、トラブルへの対応、終了後のデータ処理、記録と順位の確定までが一つの業務である。
私が普段、大きな問題もなく計測しているため、機械さえあれば誰でもできるように見えたのかもしれない。しかし、何も起きないように準備し、何か起きたときに判断できることも、仕事の一部である。
道具が仕事をしているように見えても、その裏側では人の経験が結果を支えている。今回説明したことで、短期間での習得は難しく、専門的な知識が必要な業務だと理解してもらえた。自分にとって当たり前の作業ほど、その価値を自分でも見落としやすい。
あなたが何気なく行っている仕事にも、他の人には簡単にまねできない経験が隠れていないだろうか。
【今日の一言】
専門性とは、道具を持つことではなく、結果まで責任を持てることである。
昨年、ある自治体のジュニアマラソンでチップ計測を担当した。
今年も開催されることは知っていたが、具体的な依頼や日程の確認がないまま8月を迎えた。
そのため私は、今年も担当することが決まっているとは考えず、開催日に別の仕事を入れていた。
ところが、別件の打合せの最後に「そろそろジュニアマラソンの打合せをしたい」と言われた。自治体側は今年も私に依頼している認識で、私は正式な依頼を受けていない認識だった。
どちらかが嘘をついているわけではない。ただ、双方の「つもり」が違っていた。
仕事では、長い付き合いや毎年の慣例があるほど、確認を省略しやすい。しかし、日程、業務内容、費用などが明確になり、依頼する側と受ける側が合意して初めて、仕事は動き始める。
今回をきっかけに、今後は日程が決まった段階で、メールなど記録に残る形で確認することになった。
記録を残すのは相手を疑うためではない。お互いの認識をそろえ、安心して仕事を進めるためである。
今、曖昧な約束や「伝わっているはず」のまま進めている仕事はないだろうか。
【今日の一言】
「伝えたつもり」ではなく、確認できて初めて仕事になる。
先日、知人から「いつも仕事のことを考えているのか」と聞かれた。
私は「考えている」と答えた。そして、個人事業主は、多かれ少なかれ皆そうなのではないかとも話した。
続けて、「不安はないのか」と聞かれた。誰もが知るトップスターでさえ、将来に不安を感じるとメディアで話していたらしい。
私は「毎日不安だ」と答えた。
来年も今の仕事が続く保証はない。もっといえば、明日どうなるかも分からない。有給休暇もなければ、仕事や収入を守ってくれる後ろ盾もない。仕事がなくなったとしても、誰かが代わりに生活を支えてくれるわけではない。それが、個人で仕事をするということだと思う。
質問されて、自分が不安とどう向き合っているのかを改めて考えた。
私は、不安をなくそうとはしていない。不安を感じる時間がなくなるほど、目の前の仕事に集中している。来年の仕事が心配なら、新しい提案を一つ考える。売上が心配なら、数字を確認する。仕事の継続が心配なら、今日の依頼に丁寧に向き合う。
ただ忙しくして、不安から目をそらすということではない。不安を、今できる行動へ置き換えるのである。未来をいくら心配しても、保証は生まれない。しかし、今日の行動は、未来の可能性を少しだけ増やしてくれる。
今、自分が抱えている不安の中で、今日一つだけ行動に変えられるものは何だろうか。
今日の一言
未来への不安は、今日できる一つの仕事に変える。
9月6日、北海道の京極町でランニングイベントを開催する。今年で2回目となる。
昨年は午前中のリレーマラソンだけだったが、今年は午前にロードレース、午後にリレーマラソンを行う。キッチンカーにも出店してもらい、町内外から多くの人が集まる一日にしようと、昨年から自治体の担当者と計画してきた。
ところが、思い描いたとおりには進んでいない。午前のロードレースは、目標100名に対して現在約70名。初開催としては想定の範囲内である。一方、午後のリレーマラソンは、昨年の約20組に対して、今年はまだ数組にとどまっている。
午後からの開催が、参加を見送る理由の一つになっているようだ。さらに、自治体との調整の結果、予定していたキッチンカーの出店も見送ることになった。
事業をしていると、想定外のことが起こる。自治体との仕事では、年度や状況によって方針が変わり、以前の計画を見直すこともある。自分ではコントロールできない部分がある以上、それを責めても状況は変わらない。
そして参加者にとって、主催者側の事情は関係ない。何人集まったか、何が予定から変わったかではなく、当日参加して良かったかどうかがすべてである。
計画どおりに進まないときこそ、今ある条件を整理し、できることに集中する。
想定外が起きないことを願うのではなく、想定外の中でも参加者に価値を届けられる形へ整えていく。
それが事業を続けるということなのだと思う。
今、自分が抱えている問題の中で、変えられないことと、今日から変えられることは何だろうか。
今日の一言
事業とは、予定どおりに進めることではなく、想定外の中でも形にすることである。
先日、昔からの知人と夕食を食べた。甘味屋を20年近く経営している方で、年に一度ほど食事をしながら、お互いの近況を報告する間柄である。
その方はいつも、「西くんは新しいことに挑戦して、頑張っているよね」と言ってくれる。私は「どうにか生き残っています」と答える。これが、二人のいつものやり取りになっている。
会計の際、私が支払おうとすると、「私のほうが年上なのだから、私が払う」と言ってくれた。結局は割り勘になったが、そのやり取りの中で、自分のお金に対する感覚が変わってきたことに気づいた。
若い頃は、誰かにおごってもらえるとうれしかった。支払わずに済むことが、単純に得をしたように感じられた。しかし最近は、自分が支払えることのほうに喜びを感じる。
食事をごちそうすることは、単に代金を負担することではない。感謝や応援、これまでのご縁を、お金という形で表すことでもある。自分が支払えるということは、そうした気持ちを行動に移せる余裕があるということなのだと思う。
もちろん、何でも自分が払えばよいわけではない。相手との関係を尊重し、無理のない範囲で使うことが大切である。これからは、お金をいくら得たかだけでなく、何のために使ったかが、その人の生き方を表すようになる。
今月使ったお金の中に、誰かへの感謝や、自分の未来につながる支出があっただろうか。ときどき振り返ることで、お金の使い方だけでなく、自分が大切にしているものも見えてくるのだと思う。
今日の一言
得た金額より、何のために使ったかが、その人の生き方を表す。
2026年の筋トレ目標として、ベンチプレス80kgを1回挙げることを掲げている。
ちなみに現在、体重60k。先日70kを1回あげることができて、現段階では72.5kはあげれる感覚はある。
最近、「10回・8回・5回」と段階的に回数を変える方法を見つけた。まず同じ重量を10回×5セット行い、完遂できれば重量を上げる。難しければ、同じ重量で8回×5セットに挑戦し、さらに重量が上がれば5回×5セットへ進む。
現在は57.5kgを10回×5セット完遂した。次は60kgである。この方法の良いところは、成功した場合だけでなく、失敗した場合にも次に行うことが決まっている点だ。
これは、ビジネスにも使える考え方だと思う。
新しい仕事を始めるとき、最初から完璧な方法が用意されていることはない。まず実践し、課題を見つけ、解決方法を調べて、再び実践する。その繰り返しによって、少しずつ仕事の形が整っていく。
大きな目標を立てたら、そこへ至るまでを小さな段階に分ける。そして、「できたら次に何をするか」だけでなく、「できなかったら何をするか」も先に決めておく。
失敗した後に次の行動を考えると、迷いや落ち込みによって動きが止まりやすい。しかし、次の一手が決まっていれば、失敗は進行方向を教えてくれる結果に変わる。
80kgへ挑戦し続けるのではなく、80kgを挙げられる身体を段階的につくる。仕事も同じように、目標を達成できる仕組みを一段ずつつくればよい。
今日の一言
できなかったときの次の一手まで決めれば、失敗しても前へ進める。
8月8日と9日に開催した「栃木トレーニングトレイルレース2026夏」に、参加者からレビューをいただいた。
初めてトレイルを走った人、秋の大会に向けた練習として参加した人、暑い時期の走り込みに利用した人。それぞれ目的は異なるが、「また参加したい」「次はリベンジしたい」という言葉が多く寄せられた。
中でも印象に残ったのは、2年前に仕事の昼休みのウォーキングから始め、少しずつ走る距離を延ばし、今回7.6kmを完走した方である。記録証を、先月娘さんと参加した親子マラソンの記録証と一緒に額へ入れて飾っているという。
運営側から見れば、多くの参加者の中の一人かもしれない。しかし、その人にとっては、これまで積み重ねてきたことが形になった大切な一日である。
大会の価値は、参加人数や売上だけでは測れない。初めての挑戦を後押しすること、自分の課題に気づくこと、苦しいときに参加者同士やスタッフの言葉に励まされること、そして次の目標が生まれることも、大会が提供している価値である。
私たちはコースをつくり、計測し、安全に運営する。しかし、参加者はそこで、それぞれの物語をつくっている。
レビューは、運営の評価であると同時に、主催者だけでは気づけなかった大会の意味を教えてくれる。
これからも、初めての一歩を安心して踏み出し、次の挑戦につなげられる大会を続けていきたい。
今日の一言
大会の本当の価値は、参加者の次の一歩に表れる。
今年から、消費税と地方消費税の中間納付が始まった。
前年の確定消費税額が基準を超え、年1回の中間申告と納付の対象になったためである。
中間納付は、新たな税金が追加されたわけではない。翌年の確定申告で精算される消費税の一部を、あらかじめ納める仕組みである。
それでも、確定申告とは別の時期にまとまった資金が必要になることには変わりない。
税務署から紙の通知書と納付書が届いたが、e-Taxのメッセージボックスには納付情報が表示されていなかった。
以前もダイレクト納付を利用したことはあるが、年に一度の手続きなので操作方法を覚えていない。
今回はe-TaxのWEB版から、自分で「納付情報登録依頼」を作成した。紙の通知書に記載された課税期間と納付額を入力して送信すると、受信通知が届き、登録済みの事業口座から納付できた。
一度経験した手続きでも、時間がたてば忘れてしまう。操作手順を記録しておくことも、事業を安定して続けるための仕組み化である。
今回、より重要だと感じたのは資金繰りだった。
消費税は利益だけを基準に決まる税金ではないため、赤字でも納付が発生する場合がある。今回は問題なく対応できた。しかし、売上に含まれる消費税相当額まで、自由に使える運転資金だと考えてはいけない。
これからは中間納付も年間予定へ組み込み、納期限が近づいてから慌てないようにする。税金は、金額を把握するだけでなく、いつ支払うのかまで準備して、初めて管理できるのだと思う。
今日の一言
税金は、利益だけでなく納付時期まで見て、初めて管理できる。
9月26日に開催する千波湖チャレンジマラソンの申込数を確認したところ、前年同時期と比べて約2割減っていた。
この数字だけを見れば、イベントの人気が落ちたようにも思える。
しかし、今年は3月大会を追加している。9月大会の現在の申込者まで含めると、年間の延べ参加者数は、すでに昨年を上回っている。
9月大会の申込が減っている原因は、今年が土曜日開催だからかもしれない。
開催回数が増え、参加者が各大会へ分散した可能性もある。
申込サイトの変更や気候、他大会との日程も影響しているかもしれない。現時点で、原因を一つに決めることはできない。
そこで、12月に追加開催できないか検討している。
ただし、9月の減少分を埋めるためではない。日曜日に開催すれば参加者が戻るのか、冬の30km走に需要があるのか、現在の1月大会を12月へ移したほうが年間日程を整えられるのかを確かめるためである。
候補日には約2000人規模のハーフマラソンがあり、条件は決して良くない。それでも、千波湖には3kmから30kmまで、自分の目的に合わせて走れる特徴がある。ほかの大会と正面から競うのではなく、異なる需要を探せばよい。
まずは市役所へ会場の利用状況を確認する。空いていれば、試験開催に向けて検討を一段進めたい。
事業には、考えるだけでは答えが出ないことがある。そんなときは、失敗しても立て直せる範囲で試し、その結果を次の判断に使えばよい。
今日の一言
正解を探し続けるより、小さく試して確かめる。
みかも山公園でトレイルランイベントを開催した。大会終了後、一般の来園者からメールが届いた。
ランナーが横に広がって接近してきたことや、舗装路での通行方法について、危険と不快を感じたという指摘だった。
今年で5年目となるが、苦情はほとんどなかった。
参加者にとって、そこは大会のコースである。しかし、一般来園者にとっては、いつもの散歩道であり、静かに公園を楽しむ場所である。
大会を開催しているからといって、私たちがその道を自由に使ってよいわけではない。
運営側は、コースを設定し、参加者へ注意事項を伝えている。
それでも、実際に走り始めれば、追い越しやすれ違いの中で、周囲への配慮が不足することはある。
今回の指摘を受け、翌日の参加者には、一般来園者を優先すること、横に広がらないこと、追い越しやすれ違いでは間隔を取り、減速することを改めて伝えた。
指摘を受けると、まず事情を説明したくなる。しかし、運営側に事情があるように、相手にもそう感じた理由がある。
大切なのは、正しかったかどうかを争うことではなく、次に同じ思いをする人を減らすことである。
イベントは、主催者と参加者だけでは成立しない。会場を普段から利用している人たちの理解があって、初めて続けることができる。
大会を守るとは、参加者の安全だけでなく、日常の利用者の安心も守ることなのだと思う。
今日の一言
大会では特別な一日でも、そこを使う人にとっては、いつもの一日である。
昨日は、二人の方と食事をした。
一人は60代の現役社長、もう一人は70代で会社の顧問を務めている。お二人には、私が2018年に壬生町へ来た当初からお世話になってきた。
当時の私は、壬生町に仕事上のつながりもなく、地域でどのように事業を進めればよいのかも分からなかった。協賛企業を探す方法や、自治体と仕事を進めるときの考え方など、多くのことを教えてもらった。この二人との出会いがなければ、今の私はないと言ってもよい。
昨日は、そんな頃の出来事を振り返りながら、楽しい時間を過ごした。そして何より驚いたのは、お二人がとにかく元気なことだった。
年齢を重ねても社会とのつながりを持ち、周囲から必要とされながら仕事を続けている。その姿は、私にとって60代、70代の生き方の見本である。
若い頃は、年齢を重ねた自分を具体的に想像することができなかった。
しかし、50代になった今、10年後、20年後を意識するようになった。
そのとき、身近に目標となる人がいることは、とても心強い。
健康でいることは、自分のためだけではない。元気に働き続ける姿は、後に続く人へ「年齢を重ねても、まだできることはある」と伝えてくれる。
能力や経験では、まだお二人に及ばない。それでも、私も身体を整え、人とのご縁を大切にし、いつか誰かに仕事の進め方を伝えられるような存在になりたい。
昨日は昔を懐かしむ時間であると同時に、自分が目指したい未来を見せてもらった一日だった。
今日の一言
教えてもらった恩は、自分も次の誰かへ伝えることでつながっていく。
自治体と新しいイベントの準備を進めている。
企画段階から何度も打合せを重ね、実行委員会でも無事に承認された。
先方からも「正式に契約して進めたい」と連絡をいただき、見積書も提出した。
ところが、その後も契約書は届いていない。
もちろん、契約の意思がないわけではない。
こちらから確認した際には、「契約書は現在調整中」との回答をいただいている。
その一方で、現場は止まらない。
「このチェックポイントの運用は可能でしょうか」
「エイドで飲食したらボーナス得点を付けられますか」
「エイドポイントを事前に公開しても問題ありませんか」
大会当日に向けた具体的な相談が次々に来る。
私もメールで回答している。
この程度の助言であれば、準備を前に進めるためにも対応してよいと思っている。
しかし、少し考えるようになった。
契約前に、仕事はどこまで進めてよいのだろうか。
今回は、この先にロゲイニングマップ制作のための現地調査がある。
私はマップ制作を外注しているため、現地調査が始まれば、外注先への支払いも発生する。
メールでアドバイスするのとは意味が違う。
契約前でも、相手との関係づくりのために多少動くことはある。
特に新しい企画では、仕様そのものを一緒に作らなければ見積も契約もできない。
だから、
「契約していないから何もしません」
では仕事にならないこともある。
一方で、
「契約する予定だから全部進めてしまおう」
も違う。
今回、自分の中で一つ線が見えてきた。
相談や助言までは進める。
しかし、外注費や大きな実作業が発生するところからは、契約を確認する。
相手が自治体だから大丈夫、ではない。
こちらも事業者である。
外注先が動けば費用が発生するし、時間も使う。
そして何より、自分だけではなく、協力してくれる人にも責任がある。
行政には行政の事情がある。
大会準備をする担当者と、契約事務を進める担当者が違うこともある。
内部決裁にも時間がかかる。
忙しいことも理解できる。
だからといって、こちらが何も言わずに待ち続ける必要もない。
「○日から現地調査が始まります」
「ここから先は費用を伴う実作業になります」
そう伝えることは、催促ではない。
仕事を円滑に進めるための情報共有である。
個人で仕事をしていると、営業も企画も現場も経理も、すべて自分で判断しなければならない。
仕事を取ることばかり考えていると、つい「頼まれたからやる」になってしまう。
しかし、長く仕事を続けるためには、
「どこまでやるか」を決めることも仕事の一つなのだと思う。
今日の一言
信頼して進めることと、契約せずに進めることは、同じではない。
50代になると、会社や仕事の中での自分の立ち位置が、ある程度見えてくる。
出世競争の中にいるのか、これからどのような役割を担うのか、この先の見通しも若い頃より具体的になる。
私自身も会社員として15年間働いた経験があるので、組織の中で評価され、役職や収入を上げていくことの大切さは分かっている。
しかし、50代には、それ以上に大切にしなければならないものがある。
それは、健康である。
同じ年代でも、健康状態には少しずつ差が表れ始める。仕事でどれほど評価されても、身体を壊せば、働くことも、新しいことに挑戦することも難しくなる。
50代からの人生では、健康そのものが仕事や生活を支える土台になる。
私はもともとスポーツが好きで、学生時代はもちろん、社会人になってからもランニングを続けてきた。
最近は筋力を維持するため、筋トレが中心になっている。
今も毎週のように3時間以上移動しながら仕事ができているのは、運動を続けてきたことも関係していると思う。
ただ、健康は自分の努力だけでつくられたものではない。
運動や食事、睡眠によって維持できる部分がある一方で、生まれ持った体質や、子どもの頃の生活環境も影響する。
何より、私を健康に育ててくれた両親がいたから、今の自分がある。
健康でいることを自分の努力の成果だけだと思わず、与えてもらった身体に感謝する。
そして、その身体をこれからどう大切に使うかは、自分自身の責任である。
今日の一言
健康は、自分だけで手に入れた財産ではない。親から受け取り、自分で守り、未来へつなぐ土台である。
この週末は、みかも山でのイベントを控えている。
夏と冬の年2回開催し、今年で5年目を迎えた。今回は360名を超えるエントリーをいただいている。弊社が主催する大会の中でも、みかも山は人気イベントの一つに成長した。本当に感謝しかない。
なぜ、ここまで多くの方に参加していただけるようになったのか、考えることがある。
トレイルランの人気が追い風になっているのかもしれない。周回コースにすることで、初めてトレイルを走る人でも安心して参加できる点が評価されているのかもしれない。ただ、理由を一つに決めることはできない。
一つ確かなのは、みかも山に限らず、弊社のイベントはリピーターに支えられているということだ。少ないときでも参加者の3割、多いときには6割ほどが、過去にも弊社のイベントに参加したことのある方である。この割合が、一般的に高いのか低いのかは分からない。
それでも、一度参加した人が、もう一度申し込んでくれることには大きな意味がある。
初めての参加は、広告や日程、開催場所がきっかけになる。しかし、二度目の参加は、前回の体験を踏まえたうえでの選択である。「また参加してもよい」と思っていただけた証しでもある。
人気イベントをつくろうとしてきたわけではない。一回一回の大会を丁寧に運営してきた。その積み重ねが、少しずつ信頼となり、参加者が再び戻ってきてくれるイベントに育ったのだと思う。
今回も、人数の多さに安心するのではなく、次も参加したいと思っていただける一日にしたい。
今日の一言
本当の信頼は、初めて来てくれた人数ではなく、もう一度来てくれた人が教えてくれる。
私たちは毎日、数え切れないほどの選択をしている。
何を食べるか。何を着るか。買い物へ行くとき、どの道を通るか。意識していないものも含めれば、朝から晩まで何かを選び続けている。
先日のオンライン打合せでも、その場で判断しなければならないことがあった。個人で仕事をしていると、決めてくれる上司はいない。
「持ち帰って検討します」と言っても、最後に決めるのは自分である。そのため、迅速な判断を求められる場面は多い。
ただ、私にとって選択することは、それほど苦痛ではない。
迷っているように見えても、すでにいくつかの候補があり、その中から一つを選べばよいからだ。
難しいのは、新しいものを生み出すときの悩みである。
新しい仕事や仕組みを考えるときは、最初から選択肢が用意されているわけではない。
何をするのか、どこへ向かうのか、その候補自体を自分でつくらなければならない。
すぐに答えが出ないため、悩みの連続になる。
しかし、悩んでいる時間は、何もしていない時間ではない。
まだ存在しない選択肢を探し、形にしようとしている時間である。
答えが見つからないと、不安になり、考えることから逃げたくなる。
それでも、新しいものを生み出したいのなら、悩みから逃げてはいけない。
選ぶ力だけでなく、選択肢をつくり出す力も、仕事を続けるためには必要なのだと思う。
今日の一言
選択とは候補から選ぶこと。悩みとは、その候補を自分でつくることである。
鎌倉にいるときは、喫茶店やファミリーレストランで仕事をすることが多い。
利用する店はだいたい決まっているが、そのうちの一軒が閉店していた。
数十年にわたり営業してきた店である。秋には目の前に大手ホームセンターが開業する予定で、その影響もあるようだ。
長く続いてきた店でも、周囲の環境が変われば閉店することがある。これは、私の事業も同じだと思った。
個人事業主は、開業しても半数ほどが2年以内に廃業し、10年後まで残るのは約1割ともいわれる。
ただし、法人成りした人も廃業に含まれるため、数字をそのまま受け取ることはできない。
それでも、事業を長く続けることが簡単ではないのは確かだろう。
私は個人事業主として、どうにか15年生き残ってきた。
しかし、15年続いたからといって、16年目も大丈夫という保証はない。
過去の実績は自信にはなるが、未来の売上を約束してくれるものではない。
だからこそ、今の仕事を大切にしながら、新しい挑戦を続ける必要がある。
挑戦がすべて成功するとは限らない。それでも、新しい種をまかなければ、環境が変わったときに次の選択肢を持つことができない。
続けてきた年数に安心するのではなく、続けるために変わり続ける。それが、小さな事業が生き残るために必要な姿勢なのだと思う。
今日の一言
長く続いた実績より、これからも変わり続ける覚悟が事業を守る。
非常勤講師としての業務委託契約を締結した。
授業は10月からスタートし、月曜日の午後を中心に担当する予定となった。
いよいよ新しい挑戦が始まる。
しかし、今日一番印象に残ったのは契約そのものではなかった。
担当から、授業とは別に学生向け実地研修の相談をいただいたのである。
内容は、シューズメーカーとのコラボによるトレイル研修で、午前はメーカーによる講義、午後は実際にトレイルを歩きながらシューズを体験するというものだった。
私はすぐに「私が行けるかどうかは分かりません」とお伝えした。
これは断ったのではなく、「私個人」ではなく「事業」として考えたいという思いがあったからだ。
スタッフが担当してもよいし、私が担当してもよい。
学校に提供するのは、一人の講師ではなく、スポーツイベント会社として培ってきた現場のノウハウである。
この瞬間、非常勤講師という仕事が、単なる授業ではないことに気づいた。
教育と現場をつなぐ役割。
学校だけでは提供できない実践の場をつくる役割。
その先には、専門学校向けの実践研修や企業研修など、新しい事業へ発展する可能性も見えてきた。
講師という肩書きを得たことがゴールではない。
教育を通して新しい価値を生み出し、本業にも還元していく。
そんな循環を少しずつ形にしていきたいと思う。
今日の一言
「教えることが仕事ではない。教育を通して新しい価値を創ることが仕事である。」
2026年の年間収支見込みを確認した。
個人事業と法人を合わせると、個人経営としては一定の水準まで来たと思う。
借入もなく、資金も確保できている。
一方で、月例マラソンとロゲイニングは、そろそろ売上が頭打ちになる。
計測業務にはまだ可能性があるものの、案件を増やせば、その分だけ自分の現場負担も増えていく。
今日改めて感じたのは、これからは売上額だけで事業の成長を判断する段階ではないということだ。
来年からは参加費を適正な金額に見直し、現在の参加者数を維持しながら収益性を上げたい。
安い価格で提供し続けることよりも、安全で安定した運営を長く続けることのほうが大切だ。
同時に、非常勤講師の収入を外注化の原資にする。講師収入と外注費が相殺されれば、利益は大きく増えないかもしれない。
しかし、自分の時間を生み出せる。
その時間を健康、営業、新しい企画へ使えれば、事業の質は確実に上がる。
さらに、既存事業に加わる新しい収益の柱を作りたい。
京極町の任期終了後を見据え、京極町、米沢市などとの次の関係も準備していく。
今の自分は、自分への依存が大きい。
これから目指すのは、仕事を増やすことではなく、自分が動き続けなくても長く続く事業である。
今日の一言
売上を増やすより、自分が動かなくても続く事業を育てる。
今日は、7月末時点の収支を確認した。
前年と比べると、外注費が増え、税金の支払いもあり、お金の動きは大きく変わっている。
数字だけを見れば、支出が増えたようにも見える。
しかし、8月から9月のイベントスケジュールを並べてみると、外注せずにすべてを自分で抱えることは、もう現実的ではないと分かる。
事業を始めた頃は、自分でできることを増やすのが成長だった。
経費を抑えるためにも、できる仕事は何でも自分でやった。
ところが、仕事量が増えた今、同じやり方を続けることが、必ずしも正解ではなくなっている。
これから必要なのは、仕事を「できるか、できないか」で判断することではない。
自分でなくてもできる仕事と、自分でなくてはならない仕事に分けることである。
外注費は、単なる経費ではない。自分にしかできない仕事に使う時間を生み出すための費用でもある。
ただし、何でも外に出せばよいわけではない。
現場の品質や信頼に関わる部分まで手放せば、自分の事業ではなくなってしまう。
だからこそ、今年は「仕事の仕分け元年」になるのだと思う。
自分で抱えることが責任なのではない。
事業を無理なく続けられる形に整えることも、経営者の大切な責任である。
今日の一言
仕事を手放すことは、責任を手放すことではない。自分の役割を選び直すことである。
京極町で開催するロードレース大会のポスターを見た、北海道の近隣自治体の中学校の先生から連絡をいただいた。
生徒たちが大会に興味を持ち、私のホームページを調べてくださったそうだ。
そして、
「どのような経緯で地域で活動するようになったのか。」
「スポーツイベントをどのように立ち上げているのか。」
そんな話を生徒に聞かせてほしいという相談だった。
さらに話を伺うと、将来的にはその地域でもマラソン大会を開催したいという思いがあり、その参考として取材をしたいとのことだった。
私は営業をしたわけではない。
一枚のポスターがきっかけとなり、生徒が興味を持ち、先生がホームページを調べ、連絡をくださった。
改めて感じた。
必要としてくれる人は必ずいる。
しかし、一番難しいのは、その人たちとどうやって出会うかである。
だから私は、一つひとつの仕事を大切にしたい。
大会を開催すること。
地域で活動すること。
講演をすること。
新しいことに挑戦すること。
その一つひとつが、その場で終わる仕事ではなく、新しい出会いを生み出す「種まき」になる。
最近になって、そんなご縁が少しずつ増えてきたように感じる。
地域おこし協力隊、地域活性化起業人、スポーツイベント、教育。
一見すると別々の活動に見えるが、私の中ではすべてつながっている。
それぞれの活動を通じて人と出会い、その出会いがまた次の地域、次の仕事へと広がっていく。
今日の一言
「この人にお願いしたい」と思い出してもらえる活動を積み重ねること。
先日、専門学校の面談に行ってきた。
普段は現場へ行くことが多いため、動きやすい服装がほとんどだ。しかし、この日は面談ということもあり、久しぶりにビジネスカジュアルで訪問した。
少し緊張しながらも、新鮮な気持ちだった。
正直、20代の頃は、50代になって履歴書や職務経歴書を書き、面談を受ける人生になるとは思ってもいなかった。
会社員だった当時は、履歴書を書くのは転職するときくらいだと思っていたからだ。
しかし、独立してからは違った。
講師、自治体のアドバイザー、地域おこしの仕事など、新しい仕事に挑戦するときには、履歴書や職務経歴書を提出する機会が意外と多い。
そして私は、この履歴書や職務経歴書を更新する時間が嫌いではない。
一つひとつの実績を書き加えていくたびに、「この仕事にも挑戦したな」「こんな出会いがあったな」と、自分の歩みを振り返ることができるからだ。
履歴書は、過去を整理するための書類だと思っていた。
でも今は違う。
履歴書は、未来の仕事につながる一枚だと思っている。
50代になった今でも、新しい仕事の話をいただけるのは、今年だけ頑張ったからではない。
10年前、15年前、そして独立してから積み重ねてきた一つひとつの仕事が、「この人にお願いしてみよう」と思っていただける理由になっているのだと思う。
だから私は、履歴書を書くたびに過去を振り返るだけではなく、「今日の仕事も、いつかこの一行に加わるんだ」と考えるようになった。
今日取り組んでいる仕事は、明日の売上だけではなく、数年後の新しい挑戦を連れてきてくれるかもしれない。
そう思うと、目の前の仕事にも自然と力が入る。
今日の一言
「今日の仕事は、未来の履歴書の一行になる。」
先日、母の誕生日ということで、両親と食事をしてきた。
母は81歳、父は84歳。
父は今でも現役で仕事を続けていて、「明日はゴルフに行くんだ」と話していた。その元気な姿を見ると、まだまだ負けていられないという気持ちになる。
一方で、母は膝の周りが炎症を起こしていて、歩くのが少しつらそうだった。そこで今回は、実家まで車で迎えに行き、一緒に食事へ向かった。
食事の時間は、およそ3時間。
特別な話をしたわけではない。近況を話し、笑い、いつものような時間を過ごしただけである。
それでも、私にとってはとても有意義な時間だった。
両親は今も元気でいてくれる。
しかし、父が「明日はゴルフ」と話す一方で、母は車での送迎が必要になった。そんな姿を見ていると、少しずつではあるが、確実に時間は流れていることを実感する。
若い頃は、「また今度会えばいい」と思っていた。
でも今は違う。
仕事は忙しくても、あとから取り戻せる日がある。
しかし、両親と元気に食事を囲める時間は、あとから取り戻すことはできない。
以前の現場日誌にも書いたが、私はできるだけ両親と過ごす時間をつくろうと思っている。
何か特別なことをしてあげたいという気持ちもある。
でも、それ以上に大切なのは、一緒にいる時間ではないだろうか。
食事をしながら何気ない会話をすること。
笑い合うこと。
「また来ようね」と言って別れること。
そんな当たり前の時間こそが、いつか振り返ったときに、一番大切な思い出になっているような気がする。
だから私は、「また今度」ではなく、「今」を大切にしたい。
今日の一言
「何かをしてあげることより、一緒にいる時間を大切にしたい。」
先日、協賛企業を訪問した。
目的は、この一年間の活動を報告し、次年度も引き続きご支援いただけるようお願いするためである。
この企業は、私が栃木でゼロから事業を始めた頃から応援してくださっている。
当時は年間数百名だった参加者も、今では年間のべ約4,000名が参加するイベントへと成長した。
振り返ると、1年目は複数の企業から協賛をいただいていた。しかし、企業の事情や景気、担当者の異動など、さまざまな理由で状況は変わっていく。
そして今も変わらず応援してくださっているのは、この一社だけである。
今回で8年目になる。
改めて、本当にありがたいご縁だと感じた。
一方で、協賛というものは、自分の努力だけで決まるものではないとも思っている。
企業の業績が悪くなれば広告費は削減されるかもしれない。担当者が変われば方針も変わるかもしれない。どれだけ良い大会を開催していても、自分ではコントロールできないことは数多くある。
だから私は、「協賛金をいただくこと」だけを目標にはしていない。
私がコントロールできるのは、一年間の活動をきちんと報告すること、感謝の気持ちを伝えること、そして「来年も応援したい」と思っていただける大会を開催し続けることだけである。
結果は相手が決める。
しかし、その結果につながる行動は、自分で決めることができる。
個人事業を続けていると、自分ではどうにもできないことに出会う場面は少なくない。
そんなときこそ、変えられないことを気にするより、変えられることを一つずつ積み重ねるほうが、前へ進めるのではないかと思っている。
今日の一言
「結果は相手が決める。だからこそ、自分ができることに集中したい。」
新しい挑戦をするとき、多くの人は「仕事が増える」と考える。
私も、専門学校の非常勤講師のお話をいただいた当初はそうだった。
しかし、今回改めて考えさせられたのは、「仕事を増やす」のではなく、「仕事を整える」ということだった。
家庭の時間(ワンコの病院や買い物)は確保する必要がある。
そうなると、講師を担当できるのは月曜日が中心になる。
現在、話が進んでいるのは月曜日を予定している。
さらに、もう一校も面接を控えている。
もし両校ともご縁をいただけたら、曜日や時間帯の調整が必要になるかもしれない。最初は少し焦った。
しかし、よく考えてみると、これは「問題」ではなく、「仕事を見直すきっかけ」なのかもしれない。
これまで月曜日に行っていた事務作業は、本当に私がやる必要があるのだろうか。
外注できる仕事はないだろうか。
講師の日を作ることで、一週間の仕事の流れそのものを見直すことができる。
仕事が増えるから忙しくなるのではない。
限られた時間だからこそ、生産性を高めようと考えるようになる。
振り返れば、これまでもマップ作成や大会運営など、少しずつ外注化を進めてきた。
今回の講師という新しい挑戦も、事業を強くするためのきっかけになりそうだ。
何かを犠牲にするのではなく、続けられる形を考える。
それが、これからの私にとっての経営なのだと思う。
今回の一言
「新しい挑戦は、仕事を増やすのではなく、仕事を磨くきっかけになる。」
「わかる」と「できる」は、同じように使われることが多い。しかし、私はこの二つはまったく違うものだと思っている。
「わかる」とは、インプットできた状態である。本を読んだり、人の話を聞いたりして、「なるほど、そういうことか」と理解すること。それが「わかる」だ。
では、「できる」とは何だろうか。 私は、「インプットした知識をアウトプットに変えられること」だと思っている。そして、そのためには一つだけ欠かせないものがある。
それは、「反復」である。私は個人で仕事をしているので、毎日のように売上と経費のことを考えている。これは、おそらく多くの個人事業主に共通することだろう。
売上を伸ばす方法について書かれた本は数多くある。読めば「なるほど」と思うし、やり方も理解できる。
しかし、理解しただけでは売上は変わらない。
実際にお客様へ提案し、断られ、改善し、また提案する。その繰り返しを続けることで、初めて「できる」に変わっていく。
これは経営だけではない。
筋トレも同じだ。ベンチプレスのフォームを動画で見れば、「わかる」ことはできる。しかし、70kgを持ち上げられるようになるには、何十回、何百回と繰り返し練習しなければならない。
仕事もスポーツも、知識だけでは結果は出ない。
「わかる人」はたくさんいる。しかし、「できる人」は少ない。
その違いは才能ではなく、「できるまで続けたかどうか」なのだと思う。
私自身も、これからは「何を知っているか」ではなく、「何ができるか」を大切にしていきたい。そして、「できる」と胸を張って言えることを、一つずつ増やしていきたい。
今日の一言
「『できる』とは、できるまで繰り返した人だけが手にできる力である。」
専門学校の非常勤講師の話が進み、改めて「どんな授業をしたいのか」を考える機会があった。
学校側から印象的な言葉があった。
「いろいろな講師の授業を学生に体験させたい。」
この言葉を聞いて、私が目指したい授業の形が見えてきた。
それは、「正解を教える授業」ではなく、「正解のない授業」である。
私の本業はスポーツイベントの企画・運営だ。
自治体との交渉、スポンサー営業、集客、予算管理、当日の運営。
そのどれを取っても、教科書どおりの正解は存在しない。
予算が足りなければどうするのか。
参加者が集まらなければどうするのか。
スポンサーが見つからなければどうするのか。
現場では毎日のように判断を求められる。
だから授業でも、
「皆さんならどう考えますか?」
という問いを投げかけたい。
学生同士で議論し、それぞれの考えを発表する。
そのあとで、私が実際の現場でどのような判断をしたのかを伝える。
正解を覚えるのではなく、考え方を学ぶ授業。
これなら、現役で仕事をしている私だからこそ提供できる価値があると思う。
非常勤講師としての初年度は、収入よりも経験値を積む一年になる。
そして、その経験は本業にも必ず還元される。
教育と現場。
この二つが、お互いを成長させる関係になれば理想だ。
今日の一言
「正解を教える先生ではなく、考えるきっかけを与える先生でありたい。」
まだ確定しているわけではないが、
最近、ご縁があって専門学校の非常勤講師のお話を2校からいただいている。
私の本業は、スポーツイベントの企画・運営であり、計測業務や自治体との連携である。
ここは変わらない。
むしろ、この本業があるからこそ、学生に教えられることがある。
教科書には載っていない失敗談や成功事例、自治体との交渉、スポンサー営業、参加者募集、当日のトラブル対応。
これらは、今も現場に立っているから話せる内容だ。
一方で、授業をすることで、自分自身も学び直すことになる。
「なぜこのやり方なのか?」
「もっと分かりやすく説明できないか?」
そんなことを考えることで、自分の仕事も整理されていく。
さらに、学生から出てくる素直な疑問や新しい発想は、自分のイベント運営にも新しい視点を与えてくれるかもしれない。
つまり、
事業があるから授業が面白くなる。授業をするから事業も強くなる。
この循環こそが理想だと思う。
だから、非常勤講師は「収入の柱」と考えるのではなく、「事業をさらに強くする柱」と考えていきたい。
本業を続けながら、現場のリアルを学生へ伝える。
そして、学生との出会いが、また本業を成長させてくれる。
そんな関係を、これから少しずつ築いていきたい。
今日の一言
「現役だからこそ教えられる。そして、教えることで現役としてさらに成長する。」
私は現在、個人事業主と法人代表という二つの立場で仕事をしている。個人事業主としては主に北関東でスポーツイベントを運営し、法人では神奈川県を中心に活動している。
一方で、会社員として15年間働いた経験もある。だから会社員、個人事業主、法人経営者と、いくつかの働き方を経験してきたことになる。
そんなこともあってか、ときどき「独立したいのですが、どう思いますか」と相談を受けることがある。
そのたびに、私は少し複雑な気持ちになる。
実は、相談している時点で、まだ独立しないほうがいいのではないかと思うことが多い。
私自身は、「独立したい」と強く思って会社を辞めたわけではない。会社員という働き方が自分には向いていないと、直感的に感じていただけだった。
だからといって、すぐに起業したわけでもないし、誰かに相談したこともない。最初は会社員を続けながら、副業として事業を育てていこうと考えていた。会社を辞めるつもりはなく、会社員と副業の二刀流を続けるつもりだったのである。
転機が訪れたのは、副業がある程度形になった頃だった。
会社員を続けていては対応できない仕事の依頼が舞い込んできた。そのとき初めて、「会社を辞める」という選択肢が現実になった。独立は目標ではなく、仕事を続けるために必要な決断だったのである。
だから私は、会社員が良いとか、起業が良いとは思わない。人によって向いている働き方は違うし、人生のタイミングも違う。
ただ一つだけ言えることがある。
もし独立を考えているなら、勢いだけで飛び出すのではなく、まずは小さく始めてみることだ。副業でもいい。休日だけでもいい。お客様がいて、お金をいただき、自分の力で仕事が回る経験を積んでからでも遅くはない。
働き方に正解はない。
しかし、準備をしてから挑戦することは、どんな働き方にも共通する正解なのだと思う。
今日の一言
「独立はゴールではない。準備が整った先にある、一つの選択肢である。」
現在、米沢市と9月開催予定の「なせばなる!米澤上杉城下町ラン&ロゲイニング」の準備を進めている。
実行委員会で企画が承認され、現在はチェックポイントやエイドポイントなど、細かな運営ルールについて担当者とメールでやり取りをしている。
今回、担当者からこんな相談があった。
これに対して、「それでやりましょう」と決めることもできる。
しかし、最近意識しているのは、自分が決める人にならないことだ。
「一般的なロゲイニングではこういう運営が多いです。」
「今回のイベントの目的を考えると、この運営でも十分成立します。」
「運営面では、このようにすると確認がしやすくなります。」
そんな整理役に徹するようにしている。
最終的に決めるのは主催者である米沢市であり、自分の役割は、その判断材料を整理することだ。
今回の案件を通して感じたのは、行政案件では「正解を教える人」よりも、「選びやすい形に整理できる人」の方が信頼されるということ。
実際、最初は「ロゲイニングをどう実施すればよいか分からない」という状態だった担当者も、今では「このルールで運営できますか?」という相談をしてくれるようになった。
企画そのものを一緒に育てていく感覚があり、とてもやりがいを感じている。
これからも、答えを押し付けるのではなく、相手が自分たちで納得して判断できるよう整理することを大切にしていきたい。
今日の一言
答えを出すのではなく、整理することが仕事。
「自分に専門学校の非常勤講師なんて務まるのだろうか」と考えていた。
スポーツ業界で20年以上仕事をしてきたものの、それが教育の現場で求められるのか、自分では判断できなかった。
そこで思い切って行動してみた。
今回、スポーツビジネスの非常勤講師を募集している学校を紹介している会社とオンライン面談を行った。
担当者は、元専門学校の責任者。長年、講師を探す立場だったという。
私の経歴を見て、「いろいろなスポーツビジネスの話ができそうですね」と言われた。
私は、
「成功談だけではなく、集客やスポンサー営業、自治体との調整など、泥臭い部分を学生へ伝えたいと思っています。」
と話した。
すると担当者は、
「そこが一番大事なんです。」と言ってくれた。
私は元トップアスリートでもなければ、有名チームの監督でもない。
しかし、スポーツイベントを事業として続けてきた経験には価値があると評価してもらえた。
面談後、その日のうちに学校へ紹介していただき、早速、学校責任者との面談の打診をいただいた。
もちろん、まだ採用が決まったわけではない。それでも今回あらためて感じたことがある。
市場価値は、自分で考えていても分からない。
応募してみる。
会ってみる。
話してみる。
その行動によって初めて、自分の経験を必要としてくれる人がいることが分かる。
年齢を重ねると、新しいことへ挑戦する機会は少なくなりがちだ。
だからこそ、これからも「自分には無理かもしれない」と決めつけるのではなく、まずは一歩踏み出してみたいと思う。
新しい挑戦は、自分の可能性を教えてくれる。
今日の一言
評価されるかどうかは、考えていても分からない。行動して初めて答えが見えてくる。
この記事は、北海道から羽田へ向かう飛行機を待っている間に書いている。
今回の北海道出張は、9月に京極町で開催するマラソン大会をPRするため、千歳市の陸上競技場で記録会を開催した。参加者は約120名。この記録会自体が目的ではなく、京極町を知ってもらい、大会に参加してもらうためのPR活動という位置付けである。
この事業は京極町の予算で実施している。そのおかげで、参加者にチラシを配布し、多くのランナーへ直接アプローチすることができた。しかし、もし京極町の予算がなければ、同じ規模で開催することは簡単ではない。
飛行機を待ちながら、そんなことを考えていた。
私の地域活性化起業人としての任期は、2028年3月までである。つまり、あと1年半ほどしかない。
2028年4月以降も北海道でマラソン事業を続けたいと思うなら、今のままではいけない。何らかの形で事業を継続できる仕組みを作らなければならない。
その方法はいくつもあるだろう。新たなスポンサーを探すこともできるし、自主事業として成り立たせる方法を考えることもできる。
しかし、一番理想的なのは、京極町から「これからも一緒にやってほしい」と言ってもらえる存在になることだ。
予算があるから仕事をするのではなく、「西堂路が必要だから一緒に仕事をしたい」と思ってもらえたら、それほど嬉しいことはない。
そのためには、目の前の大会を成功させるだけでは足りない。地域の人と信頼関係を築き、新しい提案を続け、町の未来に役立つ存在であり続ける必要がある。
あと1年半。
大会を成功させることが目標ではない。
京極町から「来年も、その先も一緒にやりましょう」と言ってもらえる人になることが、私の本当の目標である。
今日の一言
「仕事は契約で終わる。信頼は契約が終わってから試される。」
知人からの紹介で新しい仕事の相談をいただいた。
仕事の内容ももちろん嬉しかったが、それ以上に嬉しかったのは、「紹介」という形で声をかけていただけたことだ。
紹介には責任が伴う。
紹介する側も、「この人なら安心して任せられる」と思わなければ名前を出すことはできない。だからこそ、紹介をいただけるということは、これまで積み重ねてきた仕事や信頼が評価されている証でもある。
私はこれまで、広告や飛び込み営業よりも、人とのご縁を大切にしてきた。
一つひとつの大会を丁寧に運営し、一緒に仕事をする方との信頼関係を積み重ねる。その結果として、「困ったら西堂路さんに相談してみよう」と思っていただける機会が少しずつ増えてきた。
もちろん、紹介されたからといって必ず仕事になるわけではない。
それでも、新しいご縁が生まれること自体がありがたい。
今回の相談も、一つのご縁を大切にしながら、相手にとって本当に役立つ提案を考えていきたいと思う。
仕事は営業だけで生まれるものではない。
人との信頼が、新しい仕事を運んできてくれることを改めて感じた一日だった。
今日の一言
紹介される人になることが、最高の営業である。
今、北海道に来ている。京極町をPRするためのマラソン大会を開催するためだ。この大会は利益を目的としたものではなく、京極町の魅力を知ってもらうことが目的の「宣伝事業」である。
事業を知ってもらう方法はいろいろある。インターネット広告を出す、新聞に掲載する、チラシを配る。どれも効果はあるが、そのためには広告宣伝費が必要になる。
私は仕事をする上で、「宣伝事業」と「収益事業」を分けて考えるようにしている。宣伝事業は、利益を追い求めるのではなく、自分や事業を知ってもらうための活動なので、収支がトントンでも構わない。
一方で、収益事業はしっかり利益を確保し、事業を継続するための柱として位置付けている。
このように役割を分けて考えるようになってから、広告費を大きくかけなくても、自分たちの活動を知ってもらう機会を増やせるようになった。
そして、続ける中で面白い発見があった。
最初は宣伝のために始めた事業が、多くの人に支持され、やがて収益事業へ成長することがある。逆に、収益を目的に始めた事業が、新しい地域や人との出会いを生み、結果的に宣伝事業として大きな役割を果たすこともある。
以前は、「この事業は利益が出るかどうか」という一つの物差しで考えていた。しかし今は、「この事業は何の役割を担うのか」という視点で考えるようになった。そうすると、事業の可能性は大きく広がる。
利益を生む事業も必要だ。しかし、それと同じくらい未来につながる種をまく事業も大切である。その二つをバランスよく育てることが、長く事業を続ける秘訣なのかもしれない。
今日の一言
「利益だけで事業を測らない。役割で見ると、新しい価値が見えてくる。」
非常勤講師として応募した学校から、思いがけない連絡があった。
「常勤講師としてもご検討いただけませんか。」
正直、驚いた。
私はスポーツイベントの企画・運営を本業としているため、現時点で常勤になることは難しい。
そのため、お断りし、引き続き非常勤講師として選考をお願いした。
ただ、今回の出来事で一つ気付いたことがある。
それは、自分の市場価値は、自分ではなかなか分からないということだ。
私は日々、集客に悩み、スポンサー営業をし、自治体と打ち合わせを重ね、当日の運営を行っている。
華やかな仕事というより、泥くさい仕事の連続である。
だから、自分では特別なことをしているという感覚はない。
しかし、教育現場から見ると、その泥くさい経験こそ価値があるのかもしれない。
スポーツイベントは、当日だけ見れば華やかに映る。
でも、本当に大切なのは、その何か月も前から始まる準備や集客、協賛、予算管理、そして失敗と改善の積み重ねだ。
現場で経験してきたことは、教科書には載っていない。
だからこそ、学生に伝えられることがあるのだと思う。
今回の出来事で、自分自身の可能性を少し広げて考えられるようになった。
市場価値は、自分一人では判断できない。
だからこそ、時には新しいことに挑戦し、自分を市場に出してみることも大切なのだと感じた。
今日の一言
「毎日の泥くさい積み重ねが、気づけば自分だけの価値になっていた。」
先日応募した非常勤講師の件で連絡があり、とりあえず書類選考を通過したようだ。次はオンラインでの面談になる。結果はまだ分からないが、新しいご縁につながるかもしれないと思うと、とても楽しみである。
今回改めて感じたのは、個人で新しい仕事を得るためには、普段から準備をしておくことの大切さだ。履歴書や職務経歴書を常に最新の状態にしておくことはもちろん重要である。しかし、それ以上に大切なのは、自分の専門分野で「いつでも実践できる状態」にしておくことではないだろうか。
これはスポーツでいうウォーミングアップに似ている。レース当日に慌てて身体を動かし始めても、本来の力は発揮できない。日頃から走り込みを続け、いつでもスタートラインに立てる状態を作っているからこそ、チャンスをつかむことができる。
仕事も同じだと思う。良い話は、自分の都合に合わせてやってくるわけではない。「来週までに資料をください」「来月からお願いできますか」と突然声がかかることもある。そのときに準備ができている人と、慌てて準備を始める人では、大きな差が生まれる。
だから私は、「自分はどの市場で勝負するのか」を意識し、その市場ではいつでも全力疾走できる状態を維持していたい。チャンスは待つものではなく、準備ができている人のところへやってくるのだと思う。
今日の一言
「チャンスは突然訪れる。だからこそ、普段からスタートラインに立てる準備をしておきたい。」
私は、興味関心をもったものに、とりあえず挑戦するようにしている
地域おこし協力隊もそうだったし、地域活性化起業人もそうだった。最近、スポーツ専門学校の非常勤講師募集を見つけ、応募してみた。
募集内容を読んでいると、「スポーツビジネスの現場経験」「大型スポーツイベントの企画・運営経験」という言葉が並んでいた。
以前の私なら、「自分には無理だろう」と思っていたかもしれない。しかし今は違う。マラソン大会やロゲイニング大会を企画し、自治体と協働し、スポンサーを集め、参加者を募集し、収支を管理し、当日の運営まで行う。
こうした経験を十数年積み重ねてきた結果、「教える側」として求められる立場になったのだ。もちろん、採用されるかどうかは分からない。それでも応募したのは、「講師になりたい」からではない。
現場で得た経験を次の世代へ伝えられるかもしれない、そんな可能性に挑戦したかったからだ。
振り返ると、会社員時代はデータセンターで15年間働いていた。38歳で会社を辞め、「スポーツを仕事にする」という夢だけを頼りに独立した。
最初はランニング教室から始まり、イベントを一つずつ積み重ね、地域おこし協力隊、地域活性化起業人、自治体との仕事へと広がっていった。
そして今、「スポーツビジネスを教えてほしい」という募集に応募できるところまで来た。これは、決して一日で手に入ったものではない。
一つひとつのイベント、一つひとつの失敗、一つひとつのご縁が積み重なって、今がある。そして、もう一つ感じたことがある。
人生には、「ご縁」と「タイミング」がある。
もし数年前にこの募集を見つけていても、おそらく応募していなかっただろう。実績も経験も足りなかった。逆に、今だからこそ、「現場でこんなことを経験してきました」と胸を張って伝えることができる。
ご縁は、準備ができている人の前に現れる。そして、そのご縁をつかむかどうかは、自分次第なのだと思う。
今回も、ご縁があるかどうかは分からない。それでも、「今だ」と思えたタイミングだったから応募した。
結果は後からついてくる。まずは、ご縁を大切にし、一歩踏み出した自分を褒めてあげたい。
これからも、ご縁を大切にしながら、一つひとつの経験を積み重ねていきたい。いつか、その経験が誰かの挑戦を後押しできる日が来ることを願って。
今日の一言
「ご縁は待つものではなく、行動した人の前に現れる。」
先日、いつもタスキの洗濯をお願いしているクリーニング店のおばちゃんと話をした。このお店にはもう8年ほどお世話になっていて、私が鎌倉と栃木の二拠点生活をしていることや、マラソン大会の仕事をしていることも知っている。
その日も世間話をしていると、「いつも大変ねぇ」と声をかけられた。
確かに、客観的に見ればそうなのかもしれない。鎌倉と栃木を行き来し、ときには北海道や山形へも足を運ぶ。土日は大会運営や計測、平日は打ち合わせや準備。移動も多く、一般的には忙しい働き方に映るだろう。
でも、その言葉を聞いたとき、私は「そうかな」と思った。
もちろん、面倒だと感じることはある。事務作業もあるし、移動が続けば疲れる日もある。それでも、「もう嫌だ」「やめたい」と思うことはあまりない。大変さよりも、新しい大会や地域との出会いの方が楽しみだからだ。
もしかすると、「向いている仕事」とは、楽な仕事のことではないのかもしれない。多少の苦労や面倒があっても、それを受け入れながら続けられる仕事。そんな仕事に出会えた人は幸せなのだと思う。
仕事は、好きなことだけで成り立つわけではない。それでも、「また明日もやろう」と自然に思えるのであれば、その仕事は自分に向いているのかもしれない。
今日の一言
「向いている仕事とは、苦労がない仕事ではなく、苦労しても続けたいと思える仕事。」
以前、ある著名人が「10000人に一人の存在になりなさい」という話をしていた。特別な才能を一つ極めるのではなく、一つの分野で100分の1の存在になり、さらに別の分野でも100分の1の存在になる。その掛け合わせが、10000人に一人の価値を生み出すという考え方だった。
最近、この話を自分に当てはめて考えてみた。日本でマラソン大会の計測業務を行っている事業者は、一人会社から組織的な会社まで含めても、おそらく100社はいない。そう考えると、自分は「計測業者」としては100分の1の立ち位置にいるのかもしれない。
さらに、地域おこし協力隊や地域活性化起業人として、スポーツイベントを企画・運営し、それを継続的な事業として取り組んでいる人となると、全国でも100人はいないのではないだろうか。ここでも、自分なりの強みを築けているように感じる。
では、その次は何だろう。
今、自分が興味を持っているのは、「スポーツイベントをつくる人」ではなく、「地域そのものをプロデュースする人」という立場だ。スポーツを入口にしながら、観光、教育、企業、行政をつなぎ、地域に新しい価値を生み出していく。そんな役割を担える人は、さらに少ないはずだ。
100分の1を一つずつ積み重ねることは、決して派手な近道ではない。でも、自分だけの経験や強みが掛け合わさることで、他にはない存在になっていく。そう考えると、これから挑戦する一つひとつが、とても楽しみになってくる。
今日の一言
「一つの強みを磨くだけでなく、強みを掛け合わせることで、自分だけの価値は生まれる。」
今日は、お金の管理について大きな気付きがあった。
これまでは、事業用の貸借対照表(BS)を見ながら、現預金や利益、事業主貸などを管理してきた。しかし、それだけでは本当の資産状況は見えていないことに改めて気付いた。
個人事業主の場合、事業で得た利益から支払う税金でも、所得税や住民税は個人口座から支払う。一方で、消費税や個人事業税は事業口座から支払う。また、iDeCoや小規模企業共済への積立も個人口座から行っている。
つまり、事業だけを見ても、個人だけを見ても、お金の全体像は分からない。
そこで、「事業口座」「個人口座」「iDeCo」「小規模企業共済」を一つの金融資産として考えることにした。
すると、お金の見え方が大きく変わった。
個人口座の残高だけを見ると減っているように見えても、その一部はiDeCoや小規模企業共済という将来の資産へ移っているだけである。
今後は、金融資産全体が前年よりどれだけ増えたかを、自分の新しい指標にしたいと思う。
筋トレでは、重量だけでなく継続を大切にしている。
仕事でも、売上だけでなくキャッシュを重視するようになった。
派手さはないが、この積み重ねが10年後には大きな差になるはずだ。
今年も残り半年。
数字に一喜一憂するのではなく、来年の自分が少しでも成長できるよう、一歩ずつ積み重ねていきたい。
今日の一言
「利益は結果。金融資産は成果。」
「筋トレをすると人生が変わる。」
そんな言葉を耳にすることがある。
健康になった、自分に自信がついた、食生活が変わった。
実際に筋トレを続けていると、そのどれもが実感できる。
私自身も、以前より健康を意識するようになり、たんぱく質を積極的に摂るなど、生活習慣が大きく変わった。
しかし、それ以上に大きな変化があった。
それは、仕事への向き合い方である。
筋トレを続けるためには、まず時間を確保しなければならない。
そのためには、ダラダラと仕事をするわけにはいかない。
限られた時間の中で成果を出すために、自然と仕事の優先順位を考え、生産性を意識するようになった。
また、筋トレには目標がある。今日は何キロを何回上げるのか。次はどこを目指すのか。その積み重ねが成長につながる。
仕事も同じだ。売上目標や新しい挑戦など、目標を設定することで、今やるべきことが少しずつ見えてくる。
筋トレと仕事は、一見すると全く違うものに思える。しかし、どちらも大切なのは一日で大きく変わることではなく、小さな積み重ねを続けることだ。
これからも筋トレを通じて体を鍛えるだけでなく、仕事への向き合い方も磨いていきたいと思う。
今日の一言
「筋肉だけではない。筋トレは仕事の考え方も鍛えてくれる。」
鎌倉の自宅は、アウトドアアクティビティに恵まれた環境にある。
海水浴場までは歩いて行けるし、トレイルランニングのコースもすぐ近くにある。ウィンドサーフィンやハイキングなど、多くの人が休日に楽しみにしていることが、私にとっては日常の風景だ。
周りからは「うらやましい環境ですね」と言われることも多い。もちろん、ときには山を走ったり、ウィンドサーフィンを楽しんだりもする。
しかし、以前に比べるとその頻度は減ってきた。
理由はいくつかある。一つは、限られた時間を何に使うかを考えるようになったこと。そして、もう一つ大きな理由は、それらが特別なものではなく、「日常」になっているからだと思う。
人は非日常に価値を感じる。
旅行先の景色や初めての体験には心が動く。しかし、それが毎日続けば、やがて当たり前の風景になっていく。
このことは、私の仕事にも通じる。
私の会社の事業理念は、「達成感・充実感・満足感を得られる機会を創造し、家庭でもない、職場でもない、第3の居場所を提供すること」である。
イベントを通じて参加者に届けたいのは、まさに日常では味わえない非日常の時間だ。
だからこそ、自分自身も日々の暮らしの中で「当たり前」になってしまったものに感謝しながら、新しい体験や感動を届けられる人でありたいと思う。
今日の一言
「非日常は、いつか日常になる。だからこそ、人に新しい体験を届ける価値がある。」
人生の中で、仕事が占める時間はとても長い。
若い頃の私は、「何を仕事にするか」が一番大切だと思っていた。どんな仕事なら自分に合っているのか、どんな仕事なら生活していけるのか。そればかり考えていたように思う。
その後、個人事業を続ける中で、「誰と仕事をするか」の大切さを実感するようになった。同じ仕事でも、一緒に取り組む相手によって楽しさも成果も大きく変わる。信頼できる仲間や担当者との出会いが、今の仕事を支えてくれている。
そして最近、もう一つ大切なことに気が付いた。
それは、「どこで仕事をするか」ということだ。
私は昨年から北海道、そして今年からは山形でも仕事をする機会をいただいている。特に北海道では、人口約3,000人の町で地域活性化起業人として活動している。
こうしたご縁は、自分の力だけで手に入れられるものではない。制度があり、町との出会いがあり、多くの人とのご縁が重なって実現したものだ。
もちろん、担当者が変わることもあるし、「誰と仕事をするか」はこれからも大切だろう。
しかし、その地域だからこそ見える景色や課題、人との出会いがある。そして、その場所には私と同じような仕事をしている人はほとんどいない。
場所が変われば、出会う人も、考え方も、仕事の可能性も変わる。
だから私は、これからも「何をするか」「誰とするか」だけではなく、「どこで仕事をするか」も大切にしながら、新しい挑戦を続けていきたいと思う。
今日の一言
「仕事は、人だけでなく、場所との出会いによっても育っていく。」
先日、長年利用していたメール配信システムで不正アクセスによる情報漏えいの可能性があるとの連絡を受けた。
幸い、私がシステムに登録していた読者情報はメールアドレスのみで、住所や電話番号などの情報は登録していなかった。
また、現時点では被害の詳細は調査中とのこと。
こうしたニュースを見ると、「情報漏えい」という言葉に目が行きがちだ。しかし、私が真っ先に確認したのは別のことだった。
それは、「顧客データは手元に残っているか」である。
私は会社員時代にIT業界で仕事をしていたことがある。その頃から、システムに100%はないということを何度も見てきた。
サーバー障害もある。人的ミスもある。不正アクセスもある。
だからこそ、顧客データはメール配信システム任せにせず、自分でも管理するようにしてきた。
今回も、過去の参加者情報やメールアドレス、配信停止リスト、エラーリストなどはExcelで管理していた。そのため、メール配信システムが停止しても、顧客データそのものを失うことはなかった。
もしシステムの中だけで管理していたらどうだっただろう。
過去の参加者に案内を送ることもできず、配信停止の管理状況も分からなくなり、事業への影響はかなり大きかったと思う。
今回の件をきっかけに、利用していたサービスは解約し、新しいメール配信システムへ移行することにした。
もちろん、新しいシステムも100%安全とは言えない。
しかし、それで良いと思っている。
大切なのは、「絶対に事故が起きないこと」ではなく、「事故が起きても事業を続けられる状態にしておくこと」だからだ。
これはスポーツイベントの運営にも似ている。
計測機器が故障するかもしれない。
天候が急変するかもしれない。
スタッフが急に来られなくなるかもしれない。
だから予備を準備し、代替手段を考えておく。
今回の出来事で改めて感じたのは、バックアップとは単にデータを保存することではなく、「万が一のときに事業を止めないための仕組み」だということだ。
これからも便利なサービスは積極的に活用したいと思う。
その一方で、「もしそのサービスが明日使えなくなったら?」という視点は忘れずに持ち続けたい。
今日の一言
「備えは、何も起きなかったときには見えない。」
今日は歯について考えた。
私は3か月に一度、歯のクリーニングに通っている。きっかけは妻が元歯科衛生士であり、さらに妻のいとこが歯科医院を開業していることだった。その縁もあり、3年ほど前から定期的にクリーニングを受けるようになった。
おかげさまで、50代としては歯の状態は良い方らしい。もちろん自分では他人の歯と比べることはできないが、定期的に診てもらえることは安心につながっている。
また、クリーニングを続けるうちに、自宅でのケアも習慣になった。夜のフロスとリステリンは今では当たり前のことになっている。以前は面倒に感じることもあったが、今では歯を磨くのと同じ感覚だ。
歯の健康は、筋トレや食事と違って成果が見えにくい。だからこそ後回しになりがちだ。しかし、失ってから大切さに気づくものでもある。
振り返ると、私が歯のケアを続けられているのは意志が強いからではない。妻や親族との縁があり、定期的に通う環境ができていたからだと思う。
継続には努力も必要だが、それ以上に環境の力は大きい。筋トレも仕事も同じだ。続けられる環境を作ることが、長く続けるための近道なのかもしれない。
今日の一言
「良い習慣は意志の力ではなく、環境の力から生まれる。」
筋トレを続けていると、つい目先の数字を追いかけたくなる。しかし今回改めて感じたのは、目標の数字そのものではなく、継続できる仕組みづくりの方が大切だということだ。
先日、ベンチプレス65kgを5回達成することができた。その後もトレーニングを継続し、チェストプレスでは71kgを10回行うことができた。以前の自分であれば、「次は70kgを1回上げよう」と考えていたかもしれない。しかし今は少し考え方が変わっている。
70kgを1回上げることは、おそらくコンディションが良ければ近いうちに達成できると思う。ただ、それはゴールではなく通過点に過ぎない。本当に大切なのは、65kgを5回安定して上げられる状態を作ることだと思っている。
振り返れば、マラソンでサブスリーを目指していた頃も同じだった。3時間15分からなかなかタイムが縮まらず、長い停滞期があった。それでも練習を続けた結果としてサブスリーを達成できた。事業も同じで、15年間続けてこられたのは、一発の成功ではなく継続を重視してきたからだ。
先週は、家族旅行や北海道出張があり、いつも通りのトレーニングはできなかった。それでも、旅行前に朝トレを行ったり、出張先でランニングをしたりと、無理のない範囲で継続した。
成長を実感できることは嬉しい。しかし、それ以上に大切なのは続けること。来年の今頃、70kgを5回上げているかもしれないし、72.5kgを5回上げているかもしれない。でも、それもまた通過点。その時も今と変わらず、コツコツと継続している自分でありたいと思う。
今日の一言
「ゴールを目指すのではなく、通過点を積み重ねていきたい。」
今日は少しうれしいことがあった。
現場日誌を始めてまだ間もないが、気がつけば1週間分の記事ストックを作ることができた。
これで旅行や出張、仕事が立て込んだとしても、しばらくは継続して更新することができる。
私は昔から、週に一度まとめて頑張るよりも、毎日少しずつ積み上げる方が向いている。しかし、その一方で忙しくなると後回しになってしまうこともある。
だからこそ、継続するためには気合いや根性ではなく、仕組みが必要だと思っている。
振り返れば、筋トレも同じだ。モチベーションが高い日だけ頑張るのではなく、ジムへ行くことを生活の一部にする。仕事も同じで、外注化や仕組み化によって継続できる環境を作ってきた。
今回の現場日誌も同じだと思う。毎日書かなければならない状態ではなく、余裕のある時にストックを作り、忙しい時でも更新が止まらない状態を作る。
継続する人は意志が強い人だと思っていた時期もあった。しかし今は少し違う考えを持っている。
継続する人は、継続できる仕組みを作っている人なのかもしれない。
これからも無理なく続けられる形を考えながら、現場日誌を積み上げていきたいと思う。
今日の一言
「継続は根性ではなく、仕組みから生まれる。」
先日、長年利用していたメール配信システムで障害と情報漏洩の可能性が発表された。
私はスポーツイベントを運営しているため、メール配信は参加者への案内や募集告知に欠かせない重要な仕組みの一つだ。そのため、今回の件は事業にも大きく影響する出来事だった。
幸い、サービス提供会社は状況を公表し、対応を進めている。しかし、事業を継続する立場としては、復旧を待つだけではなく、自分自身も次の行動を考えなければならない。
そこで私は、新しいメール配信システムへ移行することを決めた。
長年使い慣れたサービスを変更するのは簡単ではない。設定方法も違うし、操作にも慣れが必要だ。しかし、事業を続けていると、変化を避けて通ることはできない。
振り返ると、これまでの事業も同じだった。新しい会場、新しい競技、新しい自治体、新しい外注先。そのたびに不安はあったが、一歩踏み出したことで新しい可能性が広がってきた。
もちろん、今までのサービスには感謝している。長い間、事業を支えてくれた大切な存在だった。しかし感謝と依存は別の話だ。
環境が変われば、自分も変わる必要がある。
50代になっても、新しいことを学び、必要に応じてやり方を変えていく。その柔軟さを持ち続けたいと思う。
今日の一言
「変化を避けることはできない。だからこそ変化に対応する力を磨いていきたい。」
7月3日の朝トレで、小さなアクシデントがあった。
前日のラットローで左腕に少し違和感があったが、この日は引く動作をすると痛みが強くなった。そのため、ラットローやラットプルダウンなどの引く種目は中止し、痛みのないチェストプレスやスミスマシンなどの押す種目へ切り替えた。
以前の私なら、「せっかくジムに来たのだから」と無理をしていたかもしれない。しかし今回は、痛みを無視せず、その場でメニューを変更する判断ができた。
この出来事で、マラソンをしていた頃のことを思い出した。
サブスリーを目指していた頃は、腸脛靭帯炎に何度も悩まされた。ランニングは、故障すると走ること自体ができなくなる。整形外科へ行っても、「しばらく休みましょう」と言われることがほとんどだった。
一方、筋トレは違う。
引く動作ができなくても、押す動作はできるかもしれない。上半身が難しくても、下半身は鍛えられるかもしれない。
つまり、「できないこと」ではなく、「今できること」を選べる。
これは筋トレの大きな魅力だと改めて感じた。
今回の違和感も、ここ数週間で背中のトレーニング量や重量が少しずつ増えてきたことによるサインなのかもしれない。
だからといって悲観する必要はない。
無理をして悪化させるよりも、少し休ませて、また戻ればいい。
事業も同じだ。
一つの案件が止まっても、他の案件を進めればいい。
食トレも同じだ。
完璧を目指すのではなく、続けられる方法を選べばいい。
筋トレも、「痛みがあるなら、その部位は休ませて、できることを積み重ねる」。
それが長く続けるコツなのだと思う。
今回の出来事は故障ではなく、「身体からのメッセージ」だった。
焦らず、長く続けるための調整期間として受け止めたい。
今日の一言
「できないことを悔やむより、できることを積み重ねる。」
先日、消費税に関する件で前税理士事務所とのやり取りがあった。
当初は、「なぜ話が進まないのだろう」「なぜ資料を求められるのだろう」と感じる部分もあった。しかし状況を整理してみると、相手にも相手の事情があることが見えてきた。
今回の発端は、当法人が依頼していなかったインボイス登録が行われたことだった。その結果、本来であれば発生しなかった消費税の納税が必要となった。
前税理士事務所側も一定の責任を認識しており、既に一部については補填を受けている。しかし今回の件については、相手側としても本当にその金額が正しいのか、適切に処理されているのかを確認したいという立場があった。
こちらから見ると手続きが遅く感じることもある。しかし相手の立場で考えれば、確認すべきことを確認せずに支払いを進めるわけにはいかないのだろう。
仕事をしていると、自分の立場から物事を見てしまいがちだ。しかし、相手にも責任があり、守るべきものがあり、それぞれの事情がある。
今回の件を通じて、改めて感じた。
感情的になるよりも、まず相手の立場を考えること。そして必要な資料を整理し、冷静に対応すること。その積み重ねが問題解決への近道なのだと思う。
今日の一言
「自分が正しいと思う時ほど、相手の立場を考えてみる。」
7月がスタートした。
昨日は夕方にベンチプレスを中心としたトレーニングを行ったため、今朝はいつものような回復感がなかった。普段は24時間ほど空けて朝トレを行うが、今回はそこまで時間が空いていない。無理に早朝からトレーニングを始めるよりも、少し回復時間を確保することを優先し、開始時間を10時頃に変更することにした。
以前の自分なら、「予定どおりやること」を優先していたかもしれない。しかし今は、「今日の身体の状態に合わせて最善の判断をすること」が大切だと考えるようになった。
筋トレを週5日続けていると、どうしても「量」をこなすことが目的になりやすい。しかし、よく考えてみると、1回のトレーニングには貴重な時間を使っている。
だからこそ、「今日は何を鍛える日なのか」「どんな効果を狙うのか」を意識し、一回一回の質を高めたい。
これはマラソンでサブスリーを目指していた頃と同じだった。最初は走行距離を増やすことを意識していたが、あるレベルからは、30km走なのか、インターバルなのか、ジョグなのか、一つひとつの練習に目的を持つようになった。
筋トレも同じだと思う。
ベンチプレスで高重量に挑戦する日、胸を育てる日、背中を強化する日、回復を促す日。それぞれ役割が違う。
「週5回トレーニングすること」が目的ではなく、「週5回それぞれに意味のあるトレーニングを積み重ねること」が大切なのだと感じている。
筋トレだけではない。金トレでは、受ける仕事を選ぶようになった。
食トレでは、無理なく続けられる仕組みを作った。
どれも共通しているのは、「量をこなす」から「質を高める」への変化である。
7月は、この考え方をさらに深めながら、一歩ずつ積み重ねていきたい。
今日の一言
「貴重な時間だからこそ、目的を持って積み重ねる」
2026年6月を振り返ると、一つの言葉が頭に浮かぶ。
「積み重ね」。
今月は筋トレ、食トレ、金トレ、それぞれを振り返る機会があった。しかし、内容は違っていても、どれも共通していたことがある。
筋トレでは、65kg×5回、67.5kg×3回と自己ベストを更新することができた。しかし、一番の成果は重量ではない。自分に合ったトレーニングサイクルが見つかり、「継続できる仕組み」ができたことだった。
食トレでは、タンパク質100gを目標に試行錯誤を続けた。オイコス、納豆、BASE BREADなど、自分の生活に合った食事が少しずつ定着し、「頑張る食事」から「自然に続けられる食事」へ変わってきた。
そして金トレでは、上半期を振り返り、お金を増やすことよりも、事業を強くすることを考えた半年だった。キャッシュを意識した経営、外注化への投資、そして信頼関係を積み重ねてきたことが、新しい仕事や継続案件につながり始めている。
こうして振り返ると、筋トレ・食トレ・金トレは別々のものではなかった。
筋肉は一日ではつかない。
健康も一日では手に入らない。
信頼も一日では築けない。
どれも、小さな積み重ねの先にしかない。
私は昔から、派手なことをするより、小さなことをコツコツ続ける方が好きだった。6月は、その積み重ねが少しずつ形になり始めた1か月だったように思う。
7月も、大きく飛躍することより、一歩ずつ前へ進むことを大切にしていきたい。
今日の一言
「一日では変わらない。でも、一日一日の積み重ねは、必ず未来を変えていく。」
今日は、外注先へ支払う委託費について改めて考える機会があった。
現在、ロゲイニングのマップ制作は、外注している。横浜や鎌倉、東京をはじめ、日光や宇都宮、水戸など、数多くの大会を一緒に作り上げてきたパートナーだ。
今回、米沢市のロゲイニングでも、マップ制作とチェックポイント設計をお願いする予定だ
1〜2万円安くお願いすることもできるかもしれない。
しかし、私はそうは考えなかった。
長く一緒に仕事をしてきた方だからこそ、適正な対価を支払いたいと思っている。
優秀な人は、お金を払えば見つかるかもしれない。しかし、「また一緒に仕事をしたい」と思える信頼関係は、お金だけでは築くことができない。
一つひとつの仕事を誠実に積み重ね、お互いに安心して任せ合える関係を作ること。その積み重ねが、結果として事業の強さにつながるのだと思う。
目先の数万円を節約するより、長く一緒に仕事ができる仲間を大切にしたい。
それが私の経営の考え方である。
今日の一言
「人は雇えても、信頼は積み重ねでしか得られない。」
事業をしていると、トラブルは避けて通れない。
個人事業の場合はなおさらだ。会社であれば担当部署や専門スタッフが対応してくれることもあるが、個人事業では基本的にすべて自分で対応しなければならない。
今回、私の事業に関わるトラブルがほぼ同時に二つ発生した。一つは突然メールの受信ができなくなったこと。もう一つは利用しているメール配信システムで障害が発生したことだ。
どちらも事業に直結する重要な問題であり、正直なところ精神的な負担も大きかった。しかも同じタイミングで起きたため、対応にも多くの時間を取られた。
しかし、起きてしまったことは仕方がない。まずは原因を調べることに集中した。
結果として、どちらも私の設定ミスや運用ミスではなく、外部サービス側の問題だった。つまり、私にはコントロールできない要因だったということだ。
そう考えると、自分にできることは限られている。状況を確認し、必要な連絡を取り、復旧を待つ。それ以上のことはできない。
年齢を重ねるにつれて感じるのは、世の中には自分ではどうにもできないことがたくさんあるということだ。だからこそ、自分が変えられることに集中することが大切なのだと思う。
今日の一言
「起きた出来事は選べない。しかし、その出来事への向き合い方は選ぶことができる。」
2026年も気が付けば上半期が終わった。
毎年この時期になると、貸借対照表(BS)と損益計算書(PL)を見ながら、この半年を振り返るようにしている。
以前の私は、売上や利益ばかりを気にしていた。しかし今は、それ以上に大切にしていることがある。それは、「キャッシュが残っているか」と「来年以降につながる土台ができているか」ということだ。
今年の上半期は、プライベートに加え、所得税や消費税など大きな支出が続いた。それでも資金繰りに慌てることなく事業を続けることができた。これは毎月の事業主貸を管理し、「必要な分だけ引き出す」という意識を持ち続けてきた成果だと思っている。
一方で、仕事の内容にも変化があった。
在宅ワーカーへの委託を始め、お願いできる仲間も少しずつ増えてきた。また、これまで積み重ねてきた信頼関係から、継続案件や新しい相談もいただけるようになった。
以前の私は、「自分が現場へ行くこと」が仕事だった。
しかし今は、「仕組みをつくり、長く続けられる事業にすること」が私の仕事になりつつあると感じている。現場で頑張ることよりも、現場が自然と回る仕組みを作ることに価値を感じるようになった。
もちろん、まだ改善すべきことは多い。事業主貸の管理、外注化、業務の標準化など、下半期も取り組むべき課題は残っている。
それでも数字を見返してみると、今年の上半期は売上を追いかけた半年ではなく、10年後を見据えた土台づくりができた半年だったように思う。
下半期も、一つひとつの仕事とご縁を大切にしながら、焦らず着実に積み重ねていきたい。
今日の一言
「数字は結果。継続できる仕組みこそ、本当の財産。」
先日、両親と二泊三日で山梨県へ旅行に行ってきた。
父は84歳、母は81歳。二人とも元気に歩くことができ、おかげで博物館を見学したり、温泉でゆっくり過ごしたりと、とても充実した時間になった。
宿泊した旅館では、母が特別室を予約してくれており、旅行費用まで負担してくれた。親孝行のつもりで計画した旅行だったが、結局は今回も親に甘えてしまった形になった。
せめてもの感謝の気持ちとして、以前から思っていたBAKUNEのマットとタオルケットをプレゼントした。物を贈ることも大切だが、一緒に旅行へ行き、同じ景色を見て、同じ時間を過ごせたことの方が、何よりの思い出になった気がする。
最近よく考えることがある。
これから先、両親と何回旅行に行けるだろうか。
10回行けるかもしれない。5回かもしれない。しかし、20回も30回も行けるわけではないだろう。
だからこそ、一回一回の時間を大切にしたい。
仕事は来年もできる。新しい挑戦もまだできる。しかし、両親と過ごせる時間には限りがある。
これからも年に一度ではなく、できれば年に二度くらいは一緒に旅行へ行きたい。そして、その時間を後悔のないものにしていきたいと思う。
今日の一言
「親孝行は、いつかではなく、元気な今だからこそできる。」
最近、食事にも気を使うようになった。
もともと暴飲暴食は避けていたし、ランニングなどの運動も続けてきた。しかしここ数か月は、これまで以上にたんぱく質の摂取を意識するようになった。
きっかけは筋トレだと思う。筋トレを始めると、自然と食事にも興味が向くようになる。体を鍛えるだけでなく、その材料となる栄養についても考えるようになった。
現在の体重は約60kg。一般的には、筋トレをしている場合は1日に100gから120g程度のたんぱく質が必要と言われている。毎日達成できるわけではないが、納豆や卵、ヨーグルトなどを意識して摂るようになった。
もちろん、ムキムキのマッチョを目指しているわけではない。私が目指しているのは、元気に動ける60代、70代を迎えることだ。
筋トレを始めたことで、食事への意識も変わった。そして食事を見直したことで、体調や健康への意識も高まったように感じている。
50代は、健康への投資が必要な年代なのかもしれない。今の小さな積み重ねが、数年後、数十年後の自分を支えてくれるはずだ。
今日の一言
「健康は失ってから価値に気づく。だから元気なうちに投資しておきたい。」
先日、ふと思ったことがある。
マラソンの世界ではフルマラソン3時間切り、いわゆる「サブスリー」は市民ランナーの一つの大きな目標とされている。私は39歳の時にサブスリーを達成したが、その時は6年間かけてようやくたどり着いた目標だった。
では、筋トレでいうサブスリーとは何だろうか。
調べたり話を聞いたりしてみると、体重60kgの男性でベンチプレス80kgは、ランナーでいうサブスリーに近い位置にあるようだ。
現在の私は体重60kg。ベンチプレスは65kgを数回挙げられるようになり、少しずつ成長を感じている。しかし80kgまではまだ距離がある。
それでも不思議とワクワクしている。39歳の時にサブスリーを目指していた頃も、最初から達成できるとは思っていなかった。ただ目の前の練習を積み重ねた結果、少しずつ近づいていった。
50代になると、新しい目標を持つ機会は少なくなる。しかし私は、年齢を重ねても成長できることを実感したい。
39歳でサブスリーを達成したように、52歳でベンチプレス80kgを目指してみるのも悪くない。
今日の一言
「年齢は重ねても、目標までの距離は少しずつ縮めることができる。」
先日、住民税の納付を行った。
住民税はeL-QRを利用し、UFJのインターネットバンキングから支払った。最近は税金の支払いも電子化が進み、自宅にいながら納付できるようになったのは便利だと思う。
しかし、毎年思うことがある。
所得税はe-Tax、住民税はeL-QR、消費税はダイレクト納付。さらに支払う口座も、個人口座と事業口座が分かれている。いざ振り返ろうとすると、「この税金はどうやって払ったんだっけ?」となることが少なくない。
税金そのものよりも、支払い方法を覚えておく方が大変かもしれない。
今回改めて感じたのは、仕組み化の大切さだ。
事業を続けていると、売上や利益ばかりに目が向きがちだが、実際にはこうした事務作業も積み重なる。毎回思い出しながら対応するのではなく、「所得税はこう払う」「住民税はこう払う」と記録を残しておけば、来年の自分が助かる。
仕事でも同じだと思う。
イベント運営や計測業務も、その場の頑張りだけでは長く続かない。誰がやっても同じように進められる仕組みを作ることが大切だ。
税金の支払いひとつをとっても、改めて仕組み化の重要性を感じた一日だった。
今日の一言
税金よりも、支払い方を覚える方が難しい。
今、家族旅行にきていて、そのあとは、北海道出張があり、いつものような筋トレができない週になる。
以前の私だったら、「今週は筋トレはお休み」と考えていたと思う。旅行や出張があれば、1週間くらい何もしないことも珍しくなかった。
ところが今回は少し違う。家族旅行へ行く前に、朝早く起きてジムへ行こうと考えて、
筋トレをしてきた自分がいる
もちろん、旅行より筋トレを優先したいわけではない。家族との時間は大切だし、旅行は思い切り楽しみたいと思っている。ただ、その前に一度トレーニングをしておこうという発想になったことが、自分でも面白い。
振り返ると、ランニングでサブスリーを目指していた頃も同じだった。旅行だから走らないではなく、出発前に少し走っておこうという感覚があった。
筋トレも同じなのかもしれない。最初は特別なイベントだったものが、少しずつ日常の一部になっていく。
歯を磨くようにジムへ行く。以前の日誌にも書いたが、その感覚に少しずつ近づいている気がする。
筋力がどれだけ伸びたかも大切だが、それ以上に筋トレが生活の中に自然と組み込まれてきたことがうれしい。50代になっても、新しい習慣は身につくのだと思う。
今日の一言
「続けるとは頑張ることではなく、生活の一部になることなのかもしれない。」
先日、予定納税(所得税)の通知が届いた。予定納税とは、翌年に納める所得税の一部を前払いする制度だ。
今年は消費税の納付に加え、予定納税も経験することになった。独立した頃には想像もしていなかった出来事だが、ある意味では納税できるだけの利益を出せるようになったということでもある。
もちろん、消費税の仕組みや税負担について思うところがないわけではない。しかし、不満を持ったところで制度が変わるわけではない。であれば、現実を受け入れ、その中で事業を継続できる仕組みを作る方が大切だと思う。
鎌倉で事業を立ち上げてから約15年。多くの方々に支えられながら、どうにか今日まで続けることができた。消費税や予定納税を支払っても事業を継続できていることは、決して当たり前ではなく感謝すべきことだと思う。
事業を続ける上で重要なのは、売上だけではない。利益だけでもない。本当に大切なのはキャッシュだ。利益が出ていても、手元に資金がなければ事業は継続できない。
だからこそ、これからも売上や利益だけを見るのではなく、キャッシュをしっかり管理していきたい。それが長く事業を続けるための土台になると思う。
今日の一言
「売上は結果、利益は評価、キャッシュは命。」
先日、住民税の納付書が届いた。
金額を見ると、やはりそれなりの負担だと感じる。町民税、県民税、そして森林環境税。改めて確認してみると、思っていた以上に様々な税金を納めていることに気付く。
正直なところ、税金は安い方がうれしい。事業をしていると、消費税や所得税、事業税、住民税など、次々と納付のタイミングがやってくる。
しかし少し視点を変えると、税金を納めるということは、それだけ収入や利益があったということでもある。
独立したばかりの頃は、税金を払う余裕もなかった。まずは仕事を確保し、生活を安定させることに必死だった。
鎌倉で事業を始めてから約15年。今では住民税や消費税を納めながらも、どうにか事業を継続できている。もちろん税負担への不満がないわけではない。しかし、それ以上に事業を続けられていることへの感謝の方が大きい。
税金は決してうれしい支出ではない。それでも納められるだけの事業を続けられていることは、当たり前ではないと思う。
これからも納税に振り回されるのではなく、しっかりと資金管理を行いながら事業を継続していきたい。
今日の一言
「税金は負担でもあるが、事業を続けてきた証でもある。」
鎌倉で事業を立ち上げたのは2012年。気がつけば14年目を迎えている。多くの方々に支えられながら、今も事業を続けることができている。
現在、鎌倉の事業は現場運営を外注しており、私は裏方業務が中心となっている。それでも事業が継続していることは本当にありがたい。
一方、栃木で事業を立ち上げたのは2019年。こちらも多くの方々の協力のおかげで継続することができている。
しかし私は、どちらの事業も「自分の実力で成功した」とは思っていない。もちろん努力はしてきたが、良い人との出会いやタイミングなど、自分ではどうにもできない運の要素も大きかったと思っている。
だからこそ、私は新しい挑戦を続けているのかもしれない。新しい事業に取り組み、それが形になった時に初めて、運だけではなかったのかもしれないと確認できる気がする。
私の事業理念は、達成感・満足感・充実感を得られる機会を創出し、家庭でも職場でもない第三の居場所を提供することだ。しかし実際にその場を作っているのは、私ではなくスタッフや参加者の皆さんである。
2026年は山形県米沢市で新しい挑戦が始まる。今回も運に恵まれるかもしれないし、うまくいかないかもしれない。それでも、新しい一歩を踏み出せることが今は楽しみだ。
今日の一言
「成功は実力だけでも運だけでもない。その答えを探すために私は挑戦を続けている。」
今年、母は81歳、父は84歳になる。ありがたいことに二人とも元気で、父は今でも現役で仕事を続けている。
私は昨年から年に一度、両親を旅行へ連れて行くようにしている。そして来週は山梨県へ二泊三日の旅行を予定している。
最近は、年に一回ではなく、できれば二回くらいは連れて行きたいと思うようになった。もちろん体力や健康状態にもよるが、一緒に過ごせる時間は無限ではないからだ。
両親が亡くなった後、多くの人が「もっと一緒に時間を過ごせば良かった」と後悔するという話を聞いたことがある。私自身も同じ後悔はしたくないと思っている。
これから先、何回一緒に旅行へ行けるだろうか。10回かもしれないし、5回かもしれない。20回も30回も行けるわけではないだろう。
だからこそ、一回一回の旅行を大切にしたい。行くことが目的ではなく、一緒に過ごす時間そのものが大切なのだと思う。
来週の旅行では、少しでも喜んでもらえるように、しっかりとプランを考えたいと思う。
今日の一言
「時間は誰にでも平等だが、誰と過ごすかは自分で選ぶことができる。」
今日は尾花沢市が募集している地域活性化起業人について考えた。
私は現在、他自治体で地域活性化起業人として活動しているため、この募集へ応募することはできない。しかし募集内容を読んでいるうちに、別の形でお手伝いできることがあるのではないかと思った。
そこで今回は応募するのではなく、外部パートナーとして小規模な実証事業を提案してみることにした。地域活性化起業人を配置する前に、まずは小さく試してみる。うまくいけば継続し、うまくいかなければ改善する。これは私がスポーツイベント運営で大切にしている考え方でもある。
仕事をしていると、「条件に合わないから無理」「応募資格がないから諦める」と考えてしまいがちだ。しかし本当に大切なのは、その先にある課題を見つけることなのかもしれない。
今回の提案が採用されるかどうかは分からない。しかし、行動しなければ何も始まらない。結果は相手が決めることだが、提案するかどうかは自分で決めることができる。
まずは一歩踏み出してみる。その積み重ねが新しい可能性につながるのだと思う。
今日の一言
「応募できないことと、提案できないことは別の話だ。」
今日は芳賀郡市駅伝競走大会の担当者から連絡があり、今年の計測業務を依頼したいとの話をいただいた。
この大会は2023年、2024年と計測を担当させていただいていた。しかし2025年は開催場所が変更となり、計測業務の依頼はなかった。
もちろん残念な気持ちはあったが、それで関係が終わるわけではない。私は担当者へメールを送り、引き続きお手伝いできることがあれば声をかけてほしいと伝えていた。
そして今年、新しいコースで井頭公園を会場として開催することになり、再び計測の依頼をいただくことができた。
仕事をしていると、目の前の結果ばかりを追いかけてしまう。しかし振り返ってみると、本当に大切なのは一つひとつの縁なのかもしれない。
すぐに仕事につながらなくても、連絡を取り続けること。相手との関係を大切にすること。その積み重ねが、数年後に新しい機会を運んでくれることがある。
今回の依頼をいただき、改めて感じた。
仕事を失うことはあっても、縁まで失う必要はない。
今日の一言
「仕事はなくなることがあっても、縁は自分から切らないようにしたい。」
今日はモチベーションについて考えた。
50代になると、毎日をこなすことが多くなる。新しいことを体験したり、ワクワクしたり、自分の成長を感じたりする機会は少なくなりがちだ。それは決して年齢のせいではなく、日々の生活に変化が少なくなるからだと思う。
しかし、私の場合は仕事でもプライベートでも比較的新しい挑戦を続けている。もちろん、すべてがうまくいくわけではない。それでも新しいことに取り組むことで、自分自身の成長を感じることができる。
筋トレも同じだ。最近はベンチプレスの重量が少しずつ伸びている。ほんのわずかな変化ではあるが、それでも前進している実感がある。その小さな成長が次への意欲につながっている。
もちろん、継続するためには仕組み化が重要だ。私はこれまで何度もその大切さを感じてきた。しかし、仕組みだけでは味気ない。新しいことに挑戦し、成長を感じることができれば、モチベーションは自然と高まる。
50代になっても、60代になっても、仕組み化を土台にしながら新しい挑戦を続けていきたい。そして変化と成長を楽しみながら生きていきたいと思う。
今日の一言
「仕組みが継続を支え、挑戦がモチベーションを生み出す。」
今日は、後から振り返ったときに大切な一日だったと思える日かもしれない。
栃木事業では、当日の現場運営を手伝ってくれるスタッフはいるものの、事前準備はこれまでほぼすべて私一人で行ってきた。しかし今日は、その事前準備業務の一部を初めて外注し、納品を受けた。
納品物に問題はなく、十分に実務で使える内容だった。これによって私自身の作業時間を大幅に削減でき、その時間を別の仕事や企画に充てられるようになる。
栃木事業は2019年10月にスタートし、まもなく7年が経過する。しかし大きな課題があった。それは、多くの業務が私一人に依存していることだ。
一方で、鎌倉事業のマイクロ法人は外注化がかなり進み、私は裏方業務が中心になっている。今回の取り組みは、栃木事業も同じ方向へ進めるための第一歩と言える。
もちろん、まだマニュアルも十分ではなく、改善点も多いだろう。これから外注先と連携しながら修正やカイゼンを重ねていくことになる。
しかし大切なのは完璧な仕組みを作ることではない。まず動き出すことだ。今日は栃木事業の未来に向けた、小さいけれど大きな一歩を踏み出した記念すべき日になった。
今日の一言
「仕組みは考えて作るものではなく、動きながら育てていくものなのかもしれない。」
今日は那須塩原市でマラソン大会の計測業務だった。
この大会は小学生を中心とした大会で、会場にはたくさんの親子連れが集まる。子どもたちが一生懸命走り、それを家族が応援する。そんな光景を見るたびに、温かい気持ちになる。
一方で、この大会に来るといつも考えることがある。もし自分に子どもがいたら、どんな人生になっていただろうかということだ。
おそらく今のような自営業中心の働き方はできなかったと思う。生活や将来への責任も増え、違う選択をしていたかもしれない。
しかし、私には鎌倉で暮らす2匹のワンコがいる。犬を飼ったことのある人なら分かると思うが、決してお金も手間もかからない存在ではない。それでも、私にとっては大切な家族であり、生きがいの一つだ。
犬の寿命は10年から15年ほどと言われる。その限られた時間の中で、彼らは毎日を全力で生きているように見える。
だからこそ私も思う。もし違う人生だったらと考えることはあっても、今の人生を大切に生きたい。犬たちに負けないくらい、今日という一日を全力で生きていきたいと思う。
今日の一言
「もし違う人生だったら」ではなく、「今の人生をどう生きるか」が大切なのだと思う。
筋トレ歴は何年ですかと聞かれることがあるが、実は答えるのが難しい。20代の頃にもやっていたし、40代になってからも取り組んでいた。ただ、今のように本格的に時間をかけるようになったのは50代になってからだ。
ここ2年半ほどは高い頻度でジムへ通っているが、特にここ2、3か月はかなり力を入れている。現在は火・水・木の朝に鎌倉でトレーニングを行い、土日は壬生町で夕方にトレーニングしている。週5回のペースだ。
ランニングでも同じだったが、最初のうちは質より量だと思っている。まずは習慣にすることが大切だ。続けているうちに少しずつ体型にも変化が現れ、自分でも成長を感じられるようになってきた。
ランニングも筋トレも、年齢を重ねても成長できるという共通点がある。そして、その成長を支えているのは継続だと思う。
私はジムへ行くことを特別なことだとは考えていない。歯を磨くのと同じ感覚だ。行きたいから行くのではなく、行くのが当たり前の状態を作る。モチベーションややる気に頼るのではなく、続けられる仕組みを作ることが大切なのだと思う。
行きたいから行くのではなく、行くのが当たり前になる。継続は気合いではなく仕組みから生まれる。
33歳でランニングを始め、39歳でフルマラソン3時間切り(サブスリー)を達成した。
スポーツイベントを運営する仕事をしていると、今でもフルマラソンの自己ベストを聞かれることが多い。そのたびに、「一度くらいはサブスリーを達成しておいて良かった」と思う。
しかし、そのサブスリー達成までには6年かかった。当時は仕事の合間を縫って練習し、目標達成のために多くの時間を費やした。今振り返ると、よく続けられたと思う。
現在もランニングは続けているが、目的は変わった。タイムを追い求めることよりも、健康維持や気分転換の意味合いが大きい。今のメインは筋トレであり、体力づくりや将来の健康を意識して取り組んでいる。
もちろん、心のどこかには「50代でもう一度サブスリーを達成したい」という気持ちはある。しかし、50代になると時間も体力も有限だ。やりたいことを増やすよりも、何をやらないかを決めることの方が大切になってくる。
限られた時間をどこに使うのか。その選択が、これからの人生を作っていくのだと思う。
役員変更登記のため司法書士へ見積依頼を行った。
手続き自体は自分でもできるが、今回は専門家へ依頼することを選んだ。
費用は56,410円。
決して安い金額ではない。しかし、自分で調べながら手続きを進める時間を考えると、その時間を別の仕事や企画に使う方が価値があると判断した。
最近はイベントの印刷や封入作業も少しずつ外注化している。以前は何でも自分でやる方が良いと思っていたが、年齢を重ねるにつれ考え方が変わってきた。
限られた時間の中で、自分しかできない仕事に集中する。そのためにお金を使うことも経営判断の一つだと思う。
お金を節約することも大切だが、時間を有効に使うことはもっと大切なのかもしれない。
私は週1回まとめてやるよりも、毎日少しずつ積み上げる方が向いているようだ。
筋トレも仕事も発信も、本質は継続できる仕組み作りなのかもしれない。
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